引き渡しから1年が過ぎ、最初はどこかに泊まりに来たような慣れない感じから、今では心から落ち着く我が家となりました。
入居から1週間の時にやってよかったランキングを発表しましたが、今回は1年間実際に利用した経験を踏まえ、改めてランキングを作りました。

リアルに利用した感想や体験談なども書いていきたいと思います。
これから家を建てる方に、少しでもお役に立てればうれしいです。
とよクマ
ナツ
もくじ
10位:トイレの壁と洗面台のキッチンパネル施工

男4人+女1人家族の我が家。
男性なら誰しも経験があるかと思いますが、狙い通りに的に当てるのは、わりと経験を要します。
特に子どもの頃は、的を外しては悔しい気持ちを抑え、涙を流しながらおそうじをした経験は、誰しもあるかと思います。
汚い話で恐縮ですが、今だに極限まで酔っぱらうと、銃の照準が狂うこともしばしば……
ナツ
さて、トイレのイヤな臭いの正体は、壁の汚れ&便器と床のスキマに溜まった汚れからと言われています。
実際にトイレ掃除の時に壁を拭くと、毎回それなりに汚れがあります。
壁をサッとひとふきできるだけで、かなり臭いは軽減できますし、清潔感も保てます。
同じように洗面台もキッチンパネルを貼って本当に良かったです。
洗面台は毎日
- 子ども達が手を洗ったり
- 習字道具や絵具の手入れをしたり
- 汚れた服を手洗いしたり
などなど、水場としてかなりのサイクルで利用しています。
そのため、壁はいつも水気と汚れが飛び散っている状態です。
何も言わなければ普通の壁紙だったと考えると、たぶん数年で貼り替えレベルになっていたんじゃないかと思われます。
おそうじの時はトイレ同じくサッとひとふきでOK。
おふろ場の洗剤を軽く吹きかけひと拭きすると、汚れが良く落ちます。
9位:4.5畳の個室

4.5畳の部屋は意外にも快適な件 でも書きましたが、個室としては十分な広さです。

ぼく個人の考えになりますが、個室は少し狭いぐらいのほうが落ち着くのです。
とよクマ
見方を変えると、広ければ広いほど開放感があっていいとも考えられます。
ただ、もっとも高い建築費は、他の何のオプションでもない建坪です。
ぼくが建築した県民共済住宅は坪単価約30万で安いと言われていますが、それでも畳2枚で30万です。
4.5畳から6畳にすると+1.5畳、3部屋あったとすると計4.5畳。
ざっくりの計算になりますが、70万も変わってきます。
70万って小さく見えますが実は大きくて、わが家であれば1年の住宅ローンの返済金額になっちゃいます。
さて、写真の4.5畳には少しギミックがあって、天井が30cmぐらい高い作りなんです。
そのため、意外に圧迫感を感じません。
8位:キッチン周りの使いやすさ(ゴミ箱の大きさと位置)

ゴミ箱が大きい。
それだけで、日々の炊事の効率はグッと上がります。
家族5人ともなると、作る量も炊き出しレベル。
買い物もスーパーのカゴ2個×週2回。
そんな環境ですので、出るゴミもまた多いです。
特にプラ系のゴミはかさばりますし、量も多いです。
写真には3つの大きなゴミ箱が並んでいますが、右から
- 燃えるゴミ
- プラゴミ
- 燃えないゴミとリサイクルできるゴミ
で分かれています。
大型の60リットルのゴミ箱を3つ並べられるように設計して、本当に良かったです。

考えに考えた炊事の作業動線、ゴールデントライアングルですが、キッチンの構図にこだわったので間取りを完成させるのが大変だったのは良い思い出です。
トライアングルを維持するために、他の部分との兼ね合いに苦労しました。
とよクマ
人は腹いっぱい食べて、たくさん眠って、リフレッシュ(遊べば)、それなりに幸せなんじゃないかと思います。
食う寝る遊ぶですね。
そんな大事な要素の1つが食ですから、間取りの最優先事項として考えて、本当に良かったです。
7位:寒さや温かさがちょうどいい
埼玉県の中南部であれば、これで十分。
あ、断熱性能の話です。
確かに性能が良いに越したことはないですが、高気密高断熱がその真価を発揮するのは寒冷地です。
比較的温暖な地域であれば、高性能グラスウール(100mm)で十分快適に過ごせます。
欲をいうと、床暖房があれば言う事なしです。
ただ、同じ埼玉でも秩父や北部の方は、真剣に考えるのがオススメです。
何よりも大切なのは、高性能グラスウールなど素材がどうかより施工技術、施工力が一番重要です。
高気密と正しい断熱施工には、大工さんはもちろんの事、設備関係の職人さんにも断熱施工の理解が求められるのです。
このあたりは、色々と大人の事情もありますので、ここで割愛します。
6位:廊下を広くしてすれ違いを可能に

5人家族ですと、廊下のすれ違いがそれなりの頻度で起こります。
そのため廊下をやや広めにしたのですが、おかげでストレスなく廊下を歩けます。
壁から壁までは、88cmあります。
お互いが気を使えば、十分にすれ違いができます。

通常の廊下は74cm。
わずか14cmの差ですが、体感は大きく変わります。
すれ違いだけでなく、買い物袋など、荷物をもって廊下を歩く時もストレスを感じません。
家族が多いご家庭は、廊下を少し広めにとるのがオススメです。
5位:スタディスペースで子育てしながらの炊事ができる

共働きのわが家は、帰宅してからが戦争です。
- なぜ学童で宿題をやってこないのか
- テスト直しのわからないところ多すぎ
と、どこのご家庭でもよくある話が行きかう毎日です。
夕飯を作りながら勉強を監視教えられるのは、とても効率が良いです。
また、写真右側のリビングで遊んでいても、目の届く範囲です。

うれしいのは、意外に子どもたちが勉強やお絵かき、読書などでスタディスペースを使ってくれることです。
一番奥は三男用ですが、今は妻の事務スペースになっています。
コンセント&USB充電も付けたので、ノートパソコンや一体型PCも利用可能です。
子どもが巣立った後は、ワークスペースにも使えます。
4位:収納の容量がちょうどいい

6畳の屋根裏収納
ファミリークローゼット

土間収納
他にもこまごま収納がありますが、収納は考えに考えただけあって、モノがあふれるようなことはありません。
収納は割と多めかな?
と思うわが家ですが、それで定期的に持ち物の見直しをしなければ、すぐに容量オーバーになると思います。
ぼくが建売の間取り図を見て圧倒的に足りないと思うのは収納で、4人ならまだしも5人だと確実に足りないと思います。
先ほど4.5畳の部屋について書きましたが、4.5畳の部屋が快適=きちんとした収納計画があってこそ です。
6畳でもタンスを2つも置けば4.5畳と変わりません。
◯畳にとらわれるより、有効に使える面積を重視するのが良いと思います。
3位:軒下ウッドデッキ

「リビングを広くできないのなら、ウッドデッキを作ればいいじゃないの。」
ということで、リビングに続いたウッドデッキを作りました。父が。

夏は室内の涼しい環境から、水泳監視員ができます。
天気が良いと子どもたちが「外でご飯食べる!」と言ってくれるので、本当に作ってよかったと思います。
2位:乾太くん(ガス乾燥機)

家族5人分の洗濯は、ハンパじゃない量です。
というのも、日中何をしているのか、わが家の子どもたちはドロドロの服で帰宅するんですよねぇ……
平日帰宅後に一度着替えるので、ここで子ども3人分の洗濯が出ます。
その他、習い事の服や保育園の洗濯など、あっという間に洗濯物はどっさりと増えます。
そんな洗濯物の手間をはぶくための強い味方が乾太くんです。
干さなくていいのは、それだけで時間短縮できます。
あまりの大活躍っぷりに、乾太さんに昇格しています。
わが家の家宝の1つです。
1位:ミーレ(食洗器)

乾太くんと双璧とも言えるわが家の家宝、それはミーレ食洗器。
たしか35万円ぐらいと、わが家では清水の舞台から飛び降りる気持ちで入れたオプションですが、これは本当に本当に付けて良かったオプションです。

家族5人の1回の調理から食事で使った食器や調理器具が、1回で洗浄できます。
写真の量を手洗いすると、かなり時間かかりますよね。
この量だと、2回に分けて洗わなければなりません。
食器を入れてボタンひとつですべて洗ってくれるのは、とっても便利です。
高いオプションでしたが、導入して本当に良かったです。
子育て中の家庭には、かなりオススメです。
チャンピオン:平屋づくり(コンセント2個で掃除ができる)

やっぱり平屋は暮らしやすいです。
最近掃除機を買ったのですが、ごくごく一般的な掃除機です。
というのも、コンセント2か所(1回差し替え)だけで家全体を掃除できるので、充電式を選ばなくても良かったのです。
吸引力ではやはりコンセント型の掃除機に軍配が上がるので、とにかく汚れの多いわが家では一般的な紙パック掃除機が良いという話になりました。
また、子育ての面でも使いやすく、特に寝かしつけがしやすいです。
LDKのとなりが寝室なので、ある程度子どもが大きくなれば、家事をしながら(子どもは親の存在を感じながら)寝られます。
ぼくも起きて5歩で朝ごはんの場所に行けるのは、とてもありがたいです。
ナツ
さらにエアコン1台で、なんちゃって全館空調らしきこともしているので、省エネにもなっています。
夏と冬のエアコンシーズンですが、リビングのエアコンだけで全室十分快適に過ごせる環境になります。
チャンピオン:住宅ローンが月6万円

正確には今のところ5万8千円ですが、負担が少ないのでとても助かっています。
アパート時代はこの先どうしよう感もありましたが、家を買ったことで生活の基盤ができたので、心から安心することができました。
とよクマ
ナツ
2階建ての広い建坪にする選択肢もあったのかもしれません。
あきらめたオプションもたくさんありました。
あと3坪でも増やせれば、まったく違う環境になったと思います。
でも、住宅ローンが安心して払える。
しかも6万以下なのは、何よりも心が快適です。
あのとき冷静に判断出来て、我慢が出来て、本当に良かったです。
1年住んでみて本当にやって良かったランキング10選 最後に
幅広いジャンルから、思いつく限りやって良かったことをランキング形式でご紹介しました。
少しでも参考になればうれしく思います。
今のところ、大きな問題、不満や後悔もなく、心から満足した生活を送っています。
マイホーム引き渡しの前後は、本当にこれで良かったのか現象(マイホームブルー)もありましたが、よく考えてみれば具体的な不満箇所があるわけでもなかったので、単なる生活環境の変化によるストレスが原因だったのかもしれません。
今振り返って思うのは、大きな後悔がないのは徹底してやり抜いたからかな? と思います。
3年かけて勉強から引き渡しまでしたので、相当に時間と手間を掛けました。
その軌道はすべてブログに書いていますので、良かったらぼくの経験を追体験してみてください。
これから家を建てる方みなさんが、笑顔あふれる生活になることを願いながら、筆を置きたいと思います。
ナツ