今回は、防草シートザバーン350GのDIYレポートとレビューをしたいと思います。
駐車場はコンクリートが大多数で、その他の場所は花壇や芝生、砂利、レンガなどで家の外をコーディネートするかと思います。
ですが、家の裏側など、見えない部分はどうでしょう。
なるべく予算を使いたくないですよね。
また、夏の草取り(週1回)にも時間を使いたくないですよね。
そんな時の強い味方、防草シートについて真剣に考えました。
今回の記事を一言でいいますと、一番品質の良い防草シートでもそれほど高くはないから良いモノを使うのが絶対にオススメ、です。
一番品質が良い防草シートがザバーン350Gなのですが、長い目で見れば絶対に品質にこだわった防草シートを選ぶほうが安いですし、手間もかかりません。
それでは、ザバーン350GのDIYも交えながら、検証と比較をしていきたいと思います。
もくじ
ザバーン350Gを買う

ザバーン350Gは、ネットで買うのがオススメです。
シートを買うときに注意などが、止めピンです。
止めピンも必ずデュポン社製のザバーン350G用のピンを使いましょう。
安いピンを使うと、2年でサビて使い物にならなくなります。
セットで買うと送料もかかりませんし、少し安くもなるので、できればセットで買うのが良いかと思います。
また、ザバーン240Gという350Gに比べるとやや薄めの防草シートもありますが、大きく値段は変わらないので、迷わず350Gを選びましょう。
ほんの5千円ぐらいの違いです。
ザバーン350Gは厚みと強度のレベルが違う

一般的な防草シートと比べると、ザバーン350Gはかなり厚みがあります。

梱包を開けて、手に触るだけでかなり強度のある防草シートだとわかります。

質感を伝える表現に悩むところですが、一番近いのは厚紙を10枚重ねたイメージかと思います。

厚みがありすぎて、降り曲がらないほどです。
ぼくは素手で持っていますが、必ず軍手など作業用の手袋を使ってください。
たぶんですが、手を切ると思います。
ザバーン350Gを実際にDIYしてみた

防草シートは外構屋さんに依頼もできますが、基本的には敷くだけなので、人生初DIYでも十分に可能です。

もちろんプロに頼めば、美しい仕上がりになりますが、そもそも防草シートは家の裏側、人目につかないところに使います。

そのため、素人の施工でも問題ないかと思います。

余談ですが、ちょうどコロナ禍で、学校も保育園も休みの頃に作業をしました。
現場監督の指示を受けています(笑)

防草シートを敷くコツは、幅にやや余裕をもって敷くことです。

防草シートの耳が長く、基礎とブロックにかぶさっているのが写真でわかるでしょうか。

ぼくはやや長め、5cmぐらい防草シートに余裕を持たせました。

防草シートを幅ギリギリで施工すると、ほんの小さな隙間から雑草が生えてしまいます。

そのため、防草シートの余裕は絶対に必要です。

手順としては、
- 防草シートを1mぐらい転がし仮固定ピン
- 桝の上にマスキングテープを貼る
- ピンを本打ちしながら
- シートを調整しつつ
- 桝をカット

桝のカットに、カッターナイフが必要です。
細いカッターだと切れないので、作業用の太めのカッターで切りましょう。

コツは、桝のふちに沿って切りましょう。
桝のふちにカッターの刃を当てながら切ると、型に沿って切っているようなイメージになるのでキレイに切れます。
ピンの本数は、曝露(そのまま使う)であればしっかりと止めておきましょう。
上に砂利を敷くのであれば、仮止め程度でもOKです。
普通の防草シートの寿命は2年

今回レポートしたザバーン350Gは、防草シートの中でも最もグレードが高い製品です。
では、安い防草シートを使った場合は、どうなるのでしょうか。
写真の防草シートは、施工から2年後の写真です。
かなり劣化が激しいかと思います。
曝露の状態なので、寿命が早いのもありますが、2年に一回貼り替えをすると考えると……
耐用年数10~15年のザバーン350Gを使う方が素材代も安いですし、何よりも手間が節約できます。
防草シートは敷くだけに思いますが、意外に時間がかかる作業で、先ほどのザバーン350Gの施工で約半日かかっています。
経験のあるぼくで半日ですから、初DIYだと丸一日かかると考えていいかと思います。
ちなみに素材代(幅1m×30m)は、
このぐらいの価格差であれば、迷わずザバーン350Gを選ぶべきかと思います。
もし砂利を使っていたら手が付けられない状態に
安い防草シートの上に砂利を敷く。
これだけは絶対に避けるべきです。
というのも、面積にもよりますが……
貼り替え時は個人のDIYでは収まらない手間になってしまいます。
- まず砂利をすべて取り除く
- 古いシートをはがす
- 草を抜く
- 新しいシートを施工
- 砂利を洗浄
- 砂利を敷く
実際には、古いシートに雑草の根が絡みついてキレイにはがせませんし、周辺が飛んだ泥などでかなり汚れます。
古いシート=土がむき出しの状態なので、砂利も汚れています。
砂利の洗浄もしますが、洗浄をしても限界があり、こびりついた汚れはなかなか取り除けません。
こうした手間を考えると、防草シートのグレードを落として良いことはひとつもありません。
ザバーン350Gまとめ
ザバーン350Gの耐用年数は曝露(そのまま使う)で、10~15年。
砂利の下で使えば半永久的に使えます。
駐車場の砂利の下でも半永久に使える強度と耐久性があります。
ザバーン350Gの他シリーズで、240Gと136Gがありますが、それほど大きく値段は変わらないので、最高級品の350G一択で良いかと思います。
ザバーン350Gの止めピンも本体に合わせた高耐久仕様の専用商品を使いましょう。
メッキ処理がされているので、錆びにくい仕様になっています。
ちなみに安いピンを買うと、2年で錆びて使い物にならなくなります。
防草シート本体と同じぐらい、ピンは大事です。
最後になりますが、この記事が少しでもDIYのお役に立てればうれしく思います。
DIYは確かに手間がかかりますが、家族でその手間を楽しむのもまた、ひとつの思い出になるかと思います。
とくに防草シートのDIYは、子どもでも楽しめる要素がたくさんあるので、ぜひご家族で挑戦してみてください!