「生ごみの量が多くて、ゴミ出しが大変!」
「夏場の生ごみのニオイがキツくて、もうどうしよう!(泣)」
とよクマ
今回ご紹介する生ごみ処理機は、パリパリキューブライトアルファ(島産業)です。
高温の温風で、生ごみをパリパリに乾燥させるタイプの処理機です。
乾燥させた生ごみは、
- 軽くなり容量が減り(水分が抜ける)
- 嫌なニオイがしなくなり
- 有機肥料にもなる
と、環境にもやさしいですし、生活(ゴミ出しや管理)もラクになります。
とよクマ
それでは、実際の使用レポートに入りたいと思います。
もくじ
パリパリキューブライトアルファで実際に生ごみを乾燥させてみた
まずは実際に、生ごみがどう変化するのか?
をレポートしたいと思います。

パリパリキューブライトアルファは、操作がとてもカンタンです。
ボタンは2つだけで、直感的に使えます。
とよクマ

今回は、お魚をパリパリキューブライトアルファで処理してみました。

煮干しなどダシのように、カラッカラに乾いています。
手で触れてみると水分は一切なく、つまむと名前のとおりパリパリにくだけます。

魚の皮と骨は、魚の油でベタベタ。
夏場は、もっともニオイがキツイ生ごみのひとつです。
パリパリキューブライトアルファで処理すると、元が魚だとは思えないほど、カラッカラに乾燥しました。
ちなみに、魚はパリパリキューブライトアルファの説明書では乾燥しにくいカテゴリーに分類されています。
とよクマ
ナツ
ちなみに、乾燥しやすい生ごみは、
- ごはんや麺類
- 果物や野菜の皮やくず
一方で乾燥しにくいものとして、
- お菓子や果物(糖分を多く含む)
- カレーなどのペースト状
- 大きな野菜(切られていない)
- 肉や魚、揚げ物など(油分が多い食べ物)
ぼくが使用して感じたのは、温風で乾燥させる性質上、細かくて薄ければ処理は可能です。
一方で、厚みがや大きさ、ベトつき(油など)があると、処理が甘くなりがちです。
ナツ
調理で出た生ごみは、ほとんどが皮など、細かくうすいものばかりです。
食べ残しがなければ、特に意識しないで使ってよいことになります。

わが家は寝る前にセットして、節電モード(エコモード)で使用しています。
とよクマ
使用中は36dB(デシベル)ですが、どのぐらいの音の大きさかというと…
- 30dB:非常に小さく聞こえる(郊外の深夜、ささやき声)
- 40dB:聞こえる会話には支障なし(図書館・静かな住宅地の昼)
引用:騒音値の基準と目安 | 騒音調査・測定・解析のソーチョー
とよクマ
わが家はドアなしで5mぐらい離れた寝室ですが、まったく音は気になりません。
生ごみ処理のランニングコスト
パリパリキューブライトアルファのランニングコストは、
- 節電モード:13~17円
- 通常モード:27円
とよクマ
ナツ
ただし、節電モードはバスケット容量の6割以下の生ごみの量で推奨されています。
生ごみの量が多いと(6割以上)、通常モードで使用することになります。
脱臭フィルターの交換目安は4~9ヶ月
ランニングコストを計算するにあたり、消耗品の計算も欠かせません。
脱臭フィルターの交換目安を、中央値の6ヶ月に設定してランニングコストを計算してみましょう。
1個あたりの脱臭フィルターは、約2000円です。
@2000÷180日=11円
とよクマ
27円(電気代)+11円(フィルター代)=38円
つまり、1日1回あたり38円のコストで生ごみを処理できます。
ただし、生ごみが減ることで別の面で費用的なメリットあります。
- 市指定のゴミ袋の使用量が減る
- 有機肥料を買わなくてよくなる
- ごみ出しの手間がはぶける
とよクマ
ナツ
パリパリキューブライトアルファを組み立て
さて、時を戻し、パリパリキューブライトアルファの開封時のレポートです。
付属品などをレポートしていきたいと思います。
いざ開封!セットの内容
箱を開けた時のセットは4点。

- 本体
- 専用マット
- 脱臭フィルター
- 水切りネット
とよクマ
地味にですが、専用のマットがあるのがうれしいです。
なければ、自分でマットを用意しなければなりません。

脱臭フィルター1個付き。
4~9ヶ月使えます。

水切りネットも付いています。
こうした消耗品もつけてくれるのは、とてもありがたいです。

サイズが書いてあるので、市販品でもOKなようです。
こうした表記は親切ですね。

本体は、トリコロールカラー。

とよクマ
上部に、取っ手が付いています。

この取っ手がすばらしく、片手で本体(白と青の部分)を持ち上げられ、赤の容器に被せられます。
とよクマ
ナツ
ただし、取っ手を使っての持ち運びはできません。
組み立てをする
それでは、組み立てをしていきましょう。
本体(白と青の部分)と容器(赤の部分)は、取っ手を持ち上げるだけで分離します。

青の本体を持ち上げます。

手前を引き…

脱臭フィルターのシールをはがします。

ストンと置くだけで取り付け完了。

カバーを戻します。

次に生ごみを入れる容器です。

こちらが水切りの容器です。
三角コーナーみたいに使用します。

とよクマ

水が下に落ちる設計です。

先ほどの水切りネットを装着します。

赤の外容器に入れて、使用します。

とよクマ
パリパリキューブライトアルファは市の助成金が使える
生ごみ処理機は、それなりのお値段なので、購入をためらいがちですが……
実は、ほとんどの市町村で補助金が出ます!

とよクマ
具体的な補助金額(さいたま市の例)
さいたま市の生ごみ処理の補助金をみてみましょう。
購入価格の2分の1で、生ごみ処理容器1基につき4,000円、電気式生ごみ処理機1基につき20,000円を限度とします(促進剤や菌床などは補助の対象外です)。
さいたま市/団体資源回収運動補助金・生ごみ処理容器等購入費補助金
補助金額に100円未満の端数が生じた場合は、切捨てです。
とよクマ
ナツ
パリパリキューブライトアルファの実勢価格は、約2万円です。
約半額の1万円が割引されることになります。
とよクマ
- 本体2万円
- ポイント1%で200円
- とよクマは楽天ポイント15倍になる
- 200×15=3000
つまり、本体20000-補助金10000-ポイント3000=実質7000円
とよクマ
ナツ
とよクマ
パリパリキューブライトアルファ(PCL-33)とパリパリキューブライト(PCL-31)の違い
ひとつ気を付けてもらいたいのが、パリパリキューブは2つの種類があります。
- PCL-33(ライトアルファ)
- PCL-31(ライト)
違いは、PCL-33(ライトアルファ)には、節電モード&予約機能が付きます。
とよクマ
実売価格は3千円ぐらいの違いです。
乾燥させた生ごみは有機肥料に使える!(元肥がおススメ)

グリーンアドバイザーとハンギングバスケットマスターの資格を持つ、ぼくよクマが生ごみの肥料について解説します。
まず、乾燥させた生ごみは、問題なく有機肥料として使用できます。
ただし、必ずしっかりと乾燥させた状態で使用しましょう。
とよクマ
追肥(追加で与える肥料)より、元肥(土に混ぜる肥料)がおススメです。
細かく砕き、土にしっかりとまぜて使用しましょう。
水はけが悪くなるのは、植物にとって良い環境とは言えません。
おススメは花物より家庭菜園(野菜)での使用です。
花物には、化学肥料が適しているケースが多いです。
とよクマ
ナツ
また、有機肥料の弱点に害虫を寄せ付けてしまうデメリットがあります。
害虫には十分な注意が必要です。
パリパリキューブライトアルファまとめ
実際に生ごみ処理機を使って感じたのは、
- 生ごみがおどろくほど減った
- ニオイが出ないこと
この2点は、ものすごく効果を実感しています。
これでオムツが無くなれば、燃えるゴミは週1回に減らせるかもしれません。 オムツがあっても減らせました!
とよクマ
また、実勢価格は約2万円ですが、補助金やポイントを利用することで、約7千円で購入可能です。
とよクマ
ランニングコストは、1回あたり最大38円です。
少し割高かな? とも思いますが、
- 市指定ゴミ袋の削減
- 年間480分(6時間)の節約
- 有機肥料になる
と、見えにくい部分ではありますが、実は大きな節約効果につながります。
最後になりますが、家族全員でエコ(循環型社会)を考える、良いきっかけにもなるかと思います。
ごみを有機肥料に変え、野菜を作り、また自分の口の中に入る。
子育てにも最高の逸品ではないでしょうか。
この記事が、生ごみ処理機の購入に、少しでもお役に立てればうれしく思います。