「今の新築って、あたたかいの?(冬場)」
「高性能グラスウール断熱で、快適に暮らせるの?」
この記事では、記録した室温データの公開と、ぼくが感じた実際の住み心地をレポートしています。
とよクマ
我が家では3カ所、
- リビング
- 玄関
- 2階(小屋裏収納)
の室温と湿度を記録しています。
今回は、11月の室温レポートと12月の室温レポートに引き続き、1月の室温レポートになります。


あわせて、ヒートショック対策についても考察しました。
わが家の室温レポートをもとに、これから建てる家の空調計画などに生かしていただければ、うれしく思います。
もくじ
1月の室温レポート
今年は暖冬なので、例年に比べると暮らしやすい日々でした。
気象庁のデータでは、
- 昨年1月の平均気温は5.6℃
- 今年は7.1℃
とよクマ
暖冬もあってか、空調(エアコン)のない環境でも、室温は思ったほど下がりませんでした。
とよクマ
それでは、リビングの室温と湿度からレポートしていきましょう!
リビングの室温と湿度
平均室温は17.4℃、平均湿度は52%でした。

湿度は加湿器など特に対策はしていませんが、なぜか最適な数値です。
とよクマ
冬場は湿度が低いと寒さや乾燥を強く感じるので、適切な湿度を保つのはとても大切です。
インフルエンザや風邪などの予防にもつながります。
対策というほどでもないですが、わが家ではお風呂場の扉を開けっぱなしにしています。
さらにお風呂場からLDKまで、湿気が流れ込むように扉を開けています。
とよクマ
お正月に室温が大きく下がったのは、帰省のためです。
この結果からわかるのは、エアコンを使わなければ、LDKの室温は10.5℃になります。
途中に一度室温が上昇していますが、4.5畳のミニセラミックファンヒーターのテストをしたのが理由です。

余談ですが、LDKの室温は10.5℃ですが、4.5畳はミニセラミックファンヒーター1台で約20℃を保てました。
さて、日々のLDKのエアコンとガスファンヒーターの使い方は、
- 朝6時ごろからエアコンをつける
- 日中は消す
- 夜は帰宅後につける
- 寝る前に消す(20時ごろ)
- ガスファンヒーターは寒い時に
エアコンうるさら7の設定は、
- 快適自動運転モードから-2度
- 湿度高め
エアコンをつけてる間は、室温20℃を保っています。
夜寝る前にエアコンを消すと、徐々に室温が下がり朝方までに14℃付近まで下がります。
朝にエアコンをつけると、約30分で20℃まで上がります。
廊下もふくめ26畳と、わりと広めの空間ですが、18畳用のうるさら7で十分な性能だと感じています。
ガスファンヒーターとのハイブリッドにしましたが、今のところエアコンだけでよかったのかな? と思っています。

エアコンとガスファンヒーターの暖まり方の違い
ぼくの体感の話になります。
エアコンを使わずにガスファンヒーターのみで部屋をあたためると、足元がとてもあたたかくなります。
とよクマ
と思うぐらいに、足元があたたかいです。
一方でエアコンのみだと、腰から上は温かいのですが、足元がとても寒いです。
「じゃあ、併用すれば完璧?」
と思うかもしれませんが、ちょっと期待とは違う結果になります。
エアコンのパワーが強く主力になりすぎて、ガスファンヒーターがほとんど点灯しなくなります。
とよクマ
つまり、エアコン君の俺が俺が! が、強すぎて、ガスファンヒーター君が出番を譲っている。
(どうぞ、どうぞ!)
そんなイメージです。
とよクマ
個人的にはガスファンヒーターの、ほんのりしたあたたかさが好みなのですが……
ほとんどエアコン1台の稼働です。
もしかしたら、サーキュレーターを導入すると、改善するかもしれません。
玄関の室温と湿度
玄関はエアコンなどの空調がない場所ですが、
- 最低気温が8.8℃
- 平均気温が12.7℃
わりと暖かいほうかなと思います。
とよクマ

そして、なぜか高い湿度。
エアコンを使っていないからでしょうか。
ちょっと実験してみたいなと思うのは、リビングから玄関の扉を開けっぱなしにして、サーキュレーターで暖かい風を送り込むと、20℃で安定できるのか?
もし実現できれば、なんちゃって全館空調の誕生です!
2階(小屋裏収納)の室温と湿度
小屋裏収納は、やはり過酷な環境で……
と書きたいところですが、最低気温を記録したであろう3日間は、
「子どもが小屋裏収納で遊んで窓を閉め忘れて、間が悪いことにお正月の帰省が重なった。」
日に記録しました。
ナツ
妻子が帰省した1人の夜中……
リビングのカーテンが揺れていました。
とよクマ
小屋裏収納の空いた窓から風が入り、階段を下って、 扉の下をくぐり、リビングのカーテンを揺らしていたのです。
冗談ぬきで、超絶こわかったです。
とよクマ

ほぼほぼ、玄関と同じ数値です。
エアコンなど空調がない環境だと、おおよそ平均11℃の室温になります。
上下のある数値の平均なので、もう少し詳しくレポートすると、
- 朝方は1桁まで下がる
- 日中は外があたたかければ15℃以上になる
暖冬だからか、最高20.5℃まで室温が上昇しています。
もしかしたら、夏はかなり暑い環境になるのかもしれません。
気温差を考えると老後のヒートショックが心配
玄関とリビングの温度差は、将来的にヒートショックが心配なほど差があります。
老後は大きめのエアコンをリビングに導入して、玄関から脱衣所まで、すべての部屋をあたためると体にやさしいかもしれません。
ナツ
脱衣所用の暖房など、個別に用意するよりは、リビングエアコンのサイズを上げる方が効率的かと思います。
擬似的な全館空調じゃないですが、エアコン1台で家中をあたためられれば理想的です。
ナツ
とよクマ
わが家のトイレはリビングから直通なので、それほど寒さを感じませんが……
玄関側のトイレは、玄関と同じ室温です。
つまり朝と夜中は1桁になるので、かなり寒いです。
老後には何かしらの対策が必要です。
ヒートショック対策は家を建てる前に計画しよう
20年前に建てた実家と比べると、無加温でも凍えるほどの寒さは感じません。
とよクマ
一方でトイレや玄関などは、リビングと10℃以上の気温差になるので、老後のヒートショックが心配です。
実際の室温の数値と体感から思うのは、
とよクマ
老後を視野に入れた、ヒートショック対策の必要性を強く感じました。
問題はトイレで、せめてセラミックファンヒーター用のコンセントは入れておくべきだったと後悔しています。
もしコンセントがあれば、
- スマートプラグにセラミックファンヒーターをつなげる
- 「アレクサ、トイレの暖房をつけて」
- もしくはスマホで操作
- 3分後にトイレに行く
こんな方法が理想かなと思います。
とよクマ
ナツ
これから家を建てる方は、老後のヒートショック対策を視野に入れての空調計画を。
すでに家を建てた方は、今ある設備でのヒートショック対策を。
早いうちから、対策を考えていきましょう!