わが家は、引き渡し後も敷地内の外部給排水の工事が続いたので、外観の施主検査はすべての工事が終わってからとなりました。

本来であれば、引渡し前にはすべての工事が終了しているので、内部の施主検査と同時にチェックするべきポイントですね。

今回は、家の外側の施主検査でチェックしておきたいポイントをレポートしたいと思います。
もくじ
サッシ(窓・シャッター・玄関ドア)

窓やシャッター、玄関ドアに傷などが無いかを確認しましょう。
特に多いのがサッシの枠です。
すべての窓枠を細かく確認しましょう。
玄関ドアも段ボールや梱包材で保護されていましたが、工事の初期に取り付けられています。
念入りに傷が無いかを確認しておきましょう。
ついでに、玄関灯も確認しておきましょう。
とよクマ
ナツ
屋根(破風板の確認)

破風板は板金なので、施工時に叩きすぎると塗装が剥げてしまいます。
塗装が剥げる=サビにつながる
ので、細部までチェックしておきましょう。
わが家は1,2か所、汚れか?塗装の剥げか?
の、部分がありましたので、後日板金屋さんが確認に来るようです。
もちろん、屋根本体(瓦)のチェックも遠目からしておきましょう。
すでに足場もないので、遠目の目視しかできませんが、一応細部まで確認するのがおススメです。
自己責任にはなりますが、瓦のチェックは足場が外れる前のほうが見やすいです。
タイルのチェック

タイルも割れや欠け、ズレが無いかを確認しましょう。
タイルそのものに厚みはなく、重くて硬いものを落とすと、普通に割れてしまいます。
丈夫のようでそうでもないので、割れやカケが無いか、細部までチェックしましょう。
外壁のチェック

外壁そのものに割れがないか、外壁の接合部分であるコーキング(シーリング)の処理が甘くないか。
かなり重要なポイントです。
ALCはコーキング後に塗装をするので、確認しようがありませんが、サイディングはとても重要なチェックポイントです。
コーキングが雑だと、せっかくのグレードが高いサイディングの効果が半減どころか、リフォームの時期も早まるので良いことは1つもありません。
最悪のケースとしては、コーキングの経年劣化から水が入り込んでしまいます。
また、サイディングは割れもないか確認しましょう。
ALCは厚みもありますし、取り付け後の施工なので、もはや欠けや割れはわかりません。
サイディングはすでに塗装されているものを取り付けるので、傷ができてしまった場合は、補修することになります。
足場の解体時に部品がぶつかってしまうこともあるので、引渡し前に必ず細部まで目視で確認しましょう。
エアコンの穴カバー(エアコンキャップ)

将来的にエアコンを取り付けるけど、今はまだ取り付けないよ!
そんなときは、あらかじめ開けたエアコンの穴に、エアコンキャップを取り付けます。
わが家は1カ所、エアコンキャップの取り付け忘れがありました。

本来は、写真むかって右側のようにエアコンキャップが取り付けられます。
後日、電気屋さんが取り付けにきてくれることになりました。
基礎のチェック(御影石)

取り付けが甘いと、突然剥がれてくることもある御影石。
できればですが、ひとつひとつ手で触りながら確認しましょう。
同時に後付けなので、カケや割れがないかも、チェックしましょう。
近所で見たのが、御影石が基礎から剥がれかかっている状況です。
角など、不自然なスキマがないかも確認しておきましょう。
外取り付けのオプション(コンバイザーのフック)

忘れそうなので、設計士さんに間取り図に「フック付き」と書いてもらったのですが、忘れていました。
部品は来ていたので、いつ取り付けるのかな?
と思っていたら、工事が終わってしまった感じです。
後日、室内のサッシ枠の交換と一緒に、サッシ屋さんが施工します。
軒天のチェック

県民共済住宅では、どんな家でも必ず軒があるので、軒天のチェックをしておきましょう。
わが家は1カ所だけ、汚れか?割れか?
と思うような場所がありましたが、多分汚れなので、しばらく様子を見ることにしました。
余談ですが、軒は家のためには重要な役割を果たしています。
最近では意匠性(見た目)を重視、建築費を削減するために、軒なしの物件が数多くあります。
軒を無くすのは、家の機能的には良いことは1つもありませんので、必ず付けておくのが良いと思います。
雨どいのチェック

最近の雨どいの取り付けは、金属からポリカになっています。
どうやらポリカ素材の方が、耐久性が高いようです。
カーポートの屋根の素材は、ポリカと考えればうなづけます。
雨どいも割れや破損などが無いか、を目視で確認しておきましょう。
土の転圧

建物の外部給排水工事で掘り返すのは仕方がないのですが、せめて転圧ぐらいはしてほしいところです。
状況としては畑と同じで、フカフカした柔らかい土壌です。

元々は、砕石を入れてかなり踏み固めていたので、それなりには復元してもらいたいところです。
わが家は、家の裏側は外構業者を入れずに、自分で除草シートを施工します。
外構業者が敷地全体に入る場合は、そのままでも良いのかもしれませんが……
水道屋さんに依頼すればやってもらえるので、もし外構業者を入れない場合は、転圧をお願いしておくと良いでしょう。
エアコンカバーのチェック

標準でエアコンが2台まで付きますが、室外機は外構後に取り付けられます。
カバーまでは施工済みなので、しっかり取り付けられているか確認しておきましょう。
外観チェックのポイントまとめ
チェックで大事だと思ったのは、五感を使うことです。
ついつい目視で見ることが中心になりますが、実際に手に触れるのは、見ると同じぐらい重要です。
つい先ほどレポートしたエアコンカバーですが、実際に触れてみてこそ、しっかりと取り付けられているか判断できます。
サッシの傷なども、実際に触れることで、どこまでのダメージなのか判断できます。
また、実際に外からの開け閉め(機能的に問題がないか)も大事なチェックです。
特に最近、外側の窓枠がアルミから樹脂窓に変更となりました。
樹脂窓は断熱の機能的にはアルミを上回りますが、耐久性はアルミが勝ります。
APW330を導入された方は、窓枠に破損がないか、念入りにチェックするのがおススメです。
一応ですが保証期間は建築後2年間ありますが、引渡し前のチェックは重要です。
後からついた傷、と言われてしまえばそこまでです。
晴れた日に、できれば視力が良い人が複数人で、時間を惜しまずチェックするのが良いと思います。
なかなか時間を空けるのは難しいかもしれませんが、室内の立ち合いと合わせて、半日有給をとれれば十分でしょう。
目安として、室内2時間、室外1時間です。
しっかり細部までチェックして、気持ちよく工事を締めくくりましょう。