今後1年、1ヶ月単位の室温と湿度を記録し、公開したいと思います。
とよクマ
- リビング
- 玄関
- 2階(小屋裏収納)の室温
わが家の断熱材は、標準の高性能グラスウールを採用しています。
いったい標準のグラスウールの性能は、どれほどのものなのでしょうか。
県民共済住宅ではオプションで吹き付け断熱も選べますが、グラスウールとどちらを選ぶか……
とても迷うところです。
検討するにも比較材料がないので、自分なりに勉強して、最後は……
「えーい!ままよ!」
で、決めるしかありません。
正直、ぼくはとても迷いました。
悩んでいた時に思ったのは、
「室温とか、実際のレポートがあれば助かったのに」
とよクマ
ナツ
今回の企画は、
- 1ヶ月の室温と湿度を記録しグラフで公開
- 実際の暑さと寒さをアナログにレポート
の2点が中心となります。
まず、大前提として使われている断熱材を知っておいてください。
県民共済住宅の断熱材について真剣に考えてみた では、詳しくグラスウールの性能をレポートしていますので、ご一読ください。

とよクマ
見せてもらおうか、高品質のグラスウールの性能とやらを
11月の室温レポート
早速、実際の数値のレポートをお伝えしていきたいと思います。
場所によって、かなり気温にばらつきがあります。
空調の大切さ、空調計画の大切さを感じた最初のひと月でした。
今回は、引き渡し日の15日ぐらいからの半月間の数値となります。
リビングの室温

最高気温が23度、最低気温が16度です。
使用している空調は、
- エアコンはダイキンのうるさら7(18畳用)
- ガスファンヒーター11~15畳用
使用環境は、
- 寝るまでリビングでエアコンを使用
- ガスファンヒーターは補助で使用
- 朝5時にタイマーで2つともスタート
つまり、夜中から朝までは暖房器具を使っていません。
とよクマ
ナツ
日中は、省エネでOFFにしているわけではなく、寒ければエアコンをつけます。
玄関の室温

玄関はエアコンなどの空調がない環境ですが、思った以上に気温を維持しています。
最低気温の13度は、朝の外気0度の時の記録だと思いますが、想像以上に健闘していますね。
現在の玄関ドアは断熱性能が良いのだと思います。
ただ、空調のあるリビングとくらべて平均気温は3.2度低いです。
快適に過ごせる気温が20度ぐらいと仮定すると、やや寒さを感じる気温です。
とよクマ
昔の家の玄関の寒さとは、大きく違いますね。
良い意味でカルチャーショックでした。
2階(小屋裏収納)

最低気温は6.2度と、玄関と比べると目を疑う数値ですね。
これには理由があって、情報分電盤の上に置いています。


この風が原因で、小屋裏収納全体の気温が落ちています。
余談ですが、情報分電盤を取り付ける場合は、壁側(外壁側)は避けましょう。
屋根裏の気流が、分電盤の穴を通してかなり入ってきてしまいます。
実際のところ、温度計を小屋裏収納の別の場所に移動させれば、かなり気温は変わるのだと思いますが、基本的に一番寒いと思われる場所で計測しています。
いずれにせよ、小屋裏収納は寒暖の差が激しいスペースかもしれません。
ただ、情報分電盤の配線穴に断熱材をつめ、室内への気流を止めれば状況が確実に変わると思います。
リビングの空調の設定
わが家のリビングの気温を記録するために使用した空調、エアコンとガスファンヒーターの設定をレポートします。
エアコン(うるさら7)

リビングのエアコンは、うるさら7です。
平屋ということもあり、この1台で、リビングに接している4.5畳3部屋とファミリークローゼット、脱衣所までカバーしています。
リビングが26畳だか28畳で、その他の部屋+20畳の空調までカバーしているので、かなりの優れものですね。
リビングのエアコンだけは、良いものを入れておいて大正解でした。

設定は、AI快適自動-1.5℃~-2度です。
とよクマ
ナツ

予想になりますが、AIは常に22度ぐらいを保つように動いていると思います。
そのため、温度設定タイプの暖房に置き換えると、わが家は20~22度の暖房設定と考えられます。
たぶんですが、来月あたり加湿機能が作動すると思います。
ガスファンヒーター

補助でガスファンヒーターを使用していますが、ほとんど起動しませんね。
ほぼエアコン1台で快適な温度を保てるようです。

エコモードの20度で使用しています。
重宝しているのは朝で、朝5時にガスファンヒーターとエアコンが一斉に点灯し部屋を暖めてくれます。
実はガスファンヒーター1台でも、先ほどのエアコンと同じように、26畳か28畳のリビングと、その他の部屋+20畳の空調までカバーしてくれる優れものです。
とよクマ
超優秀なガスファンヒーターだったりします。
でも、木造11畳用のミドルスペックのガスファンヒーターなんですよね。
このあたりは、後日くわしくレポートしたいと思います。
11月の室温の体感レポート
11月半月の体感としては、グラスウールで十分な断熱性能を感じています。
断熱材だけではなく、窓の良さをかなり感じます。
別のレポートでも書きましたが、窓は昔からありますが、今の窓は別の発明品(窓)です。
そのぐらい、昔から考えると外の冷たい空気を室内に入れませんし、中の暖かい空気を逃がしません。
ダブルガラス、内側樹脂サッシの性能が優秀なのでしょう。
リビングの室温記録をみると、暖房をOFFにして寝ても、朝の一番寒い時間に16度を記録しています。
さすがに11月下旬ともなれば、外気温は0度ぐらいになる日もあります。
そんな中でも、16度を記録していますので、断熱材と窓の遮熱効果が高いのでしょう。
日にもよりますが、夜間は(おおよそ)6時間、エアコンとガスファンヒーターをつけていません。
心配なのが、小屋裏収納です。
気流を止めて、どう変化するのか。
小屋裏収納は吹き付け断熱だと、それほど夏の暑さと冬の寒さを感じないと言われています。
屋根の裏に直接吹き付けをすることで、そもそも屋根裏に熱を入れない仕組みなんですよね。
小屋裏収納はさすがにグラスウールでは厳しいのか、それとも気流止めで改善するのか。
1年レポートをしていきたいと思います。