入居後1週間、まだまだ自分の家とは思えず、どこかに泊まりに来たような感覚です。
荷物も、まだまだ片付きません。
新しい家電や設備の使い方もままならず……
楽しいですが、なかなか大変な日々を過ごしています。
さて、入居後1週間は、心身ともにあわただしい毎日かと思いますが……
確認してもらいたいことがあります。
結論から書くと、床下点検口(必須!)と天井点検口(できれば)は確認しておきましょう。
床下点検口の確認

多くの場合、洗面所のお風呂の扉の前にある床下点検口。
ここは必ず確認しておきましょう。

入居後1週間ですが、特に水がたまったり湿ったりしていません。
この場合は、特に問題はありません。

中に入るのはしんどいので、懐中電灯などで照らしながら目視で確認します。

床下点検口を必ず確認したい理由は、通水は実際に住んでからでないと、不具合が判明しづらいからです。
特に排水にモレなどがあると、基礎がプールのように水浸しとなります。
あまり多いケースではありませんが、お風呂の排水管に不具合があり、床下点検口を開けてみたら、なみなみとした水が……
なんて事例もあったりします。
今の基礎は水の逃げ場がありません。
少し前の時代の基礎は、焼き肉の網目のような、アレがついていますね。
とよクマ
今の基礎は換気口がなく、パッキン工法なので、一度基礎に水がたまってしまうと、大変な状況になってしまいます。
入居後に1週間程度使ってみたら、一度床下点検口を開けて、給排水にモレなど不具合がないかを必ず確認しましょう。
天井点検口の確認

時期にもよりますが、明らかにおかしいような結露や、ついでに断熱材の敷きつめを確認しておきましょう。
なかなかアーティスティックに敷きつめられていますが、密閉はされているので、特に問題は無いと思います。
とよクマ
向かって右側の盛り上がっている部分は、下がダウンライトになっているのだと思います。
屋根裏は基本的に、しっかりと風が流れていればOKです。
さて、わが家では、小屋裏収納の壁に横型の点検口が付いています。
この点検口の扉に貼り付けた断熱材が薄く、さらにドアの密閉性が甘いタイプなので、屋根裏の気流がかなり小屋裏収納に入ってきます。
とよクマ
気密性が甘いのは、点検口の四方のスキマが密閉されていないのが原因です。
解決の方法としては、断熱材をカットして点検口にスキマなく詰め込むしかないですね。
他の2か所は天井の点検口なので、点検口の真上に断熱材があるのですが、横だけはそうはいきません。
ちなみに、点検口の真上に断熱材があれば、十分な密閉効果になると思います。
入居後1週間でチェックしたいポイントまとめ
このように、普段は見ない場所を確認すると、色々と「どうしようかな?」と思う部分が出てきますので、一度チェックをしておくのが良いと思います。
天井点検口に関しては、引き渡しの前に現場監督に開けてもらい、双方でチェックするのがおススメです。
普段は見ないであろう部分を、引渡し前にチェックしておくのは良いことだと思います。
ぼくは建築中、毎日現場に通い、ありがたいことにSNSのつながりで専門家に相談できる環境でした。
とよクマ
なかなか現場に足を運べないよ!
という方には、ホームインスペクションがおススメです。
引渡し前に、プロの目で細部までチェックしてもらえると安心だと思います。
30年以上は住むであろう、愛するわが家です。
不備があれば、初期の段階で見つけ、すぐに補修することで被害は最小限にくい止められます。
まずは最初の1週間、水まわりのチェックだけは、必ず確認しておきましょう!