今回は、フローリングの貼り方で注意しておきたいポイントをレポートしたいと思います。
まず、フローリングは大工さんではなく、フローリング専門の職人さんが施工します。
家づくり全体の工程の中では、キッチンが取り付けられ、壁紙も施工された後、最後の最後の工程となります。
フローリングの次はハウスクリーニング! というぐらい最後の工程です。
フローリングの貼り方を考える
さて、フローリングの貼り方ですが、ちょっとしたコツで見た目がキレイになります。
コツとは、フローリングを貼り始める位置です。
一番きれいに見せたい位置から、フローリングを貼ってもらいましょう。
わが家の玄関ですが、奥側からフローリングが貼られてしまったので、玄関の框に接する一番手前の目立つ部分が、切れ端のようになってしまいました。

フローリングを奥から詰めて貼ると、框…… つまり、玄関の入り口がフローリングの最後になります。
運悪く見栄えの悪い場所に当たってしまうと、まるで足りない部分を切れ端で埋めたかのような貼り方になってしまいます。

フローリングの特性上、どこかはこのように切れ端になってしまいますが、できれば目立たない場所が良いですよね。

間取り図で説明すると、青線の奥側からスタートし、赤線で終わると……
わが家のように一番目立つ部分に切れ端が来てしまう可能性があります。

逆に、一番フローリングが目立つ赤線からスタートして、青線で終えてくれれば……
最後が切れ端になったとしても、特に目立ちません。

リビングのフローリング施工の写真ですが、奥からスタートしています。
もし手前側に入り口があるとしたら、手前からスタートしたほうが見栄えが良いと思います。

貼り方はいずれにせよ、今のぼくであれば、
「特に玄関先の目立つ部分はキレイに仕上げてほしい。切れ端などで終わらないように。できれば、框からスタートが良い。」
と、現場監督に依頼するでしょう。
正直、家づくり中はフローリングの貼り方は気が付けなかった部分です。

また、リビングは窓枠からスタートするのがおススメです。
わが家は先ほどの写真のように、リビングの奥からスタートし、リビングの掃き出し窓でフローリングが終わりました。
最終地点であるサッシの枠の部分が(フローリングの)オスで終わってしまったので、サッシの枠が波打ってフニャっとしてしまいました。
とよクマ
フローリングは凹凸になっていて、スポっとはめながら延長して施工します。
その最後の凸(オス)が、窓枠の下にきてしまったようです。
どうも、ぼくにはフローリング運がないですねぇ……
樹脂の窓枠なので、ある程度のフニャっとさは仕方がないようですが。
以上のことから、できれば窓際から部屋の奥にかけてフローリングを貼るとサッシ枠下のおさまりは、良くなると思います。
とよクマ
- 玄関先など目立つ場所は、手前から貼るなど、見た目(意匠性)は気を付けて施工してほしい
- いずれの貼り方にしても、玄関先をはじめ来客から目立つポイントに切れ端のような部分が当たらないように
- サッシ下にフローリングの凸が来ないように
- できればサッシの下からフローリングの施工を開始
何かの打ち合わせの際にでも、現場監督と一度フローリングの施工についても相談するのがおススメです。
ちなみに、ぼくは「まあ、使うのに問題ないし……」で、貼り替えは依頼しませんでしたが、職人肌の親父は、
「俺なら、これは許せん!」
と、言っていました。
ブログをご覧いただいている読者の中にも、
「せめて玄関先ぐらいは、意匠性にこだわりたいよ!」
という方は、少なからずいらっしゃると思います。
もうひとつ、貼り替えを依頼しなかった理由として、一度ボンドで接着したフローリングをはがすのは、床なりの原因とかになりそうで、どうも気乗りしませんでした。
横長の玄関マットなどで、ごまかしたいと思います。
サッシ枠のネジもフローリング屋さんがしめるよ!

窓枠四方の下側のネジは、大工さんではなくフローリングの職人さんが施工します。
わが家のケースでは、ネジが斜めに打ち込まれていたので、とても危険な状況でした。
ウッドデッキに面しているサッシ枠なので、デッキへの移動の際に子どもがつま先を痛めてしまう危険性があります。
丁寧にまっすぐ締め直しをお願いしましたが、ネジは一度穴ができると、打ちなおしても基本的には同じ穴に入ってしまうので、また斜めになってしまうのです。
とよクマ
このあたりは仕方がないので、後ほど自分で解決しようかと思います。
最後になりますが、みなさんの愛する家のフローリングが、少しでもきれいな見栄えに仕上がる一助になればうれしく思います。