2018年4月下旬から開始したこのブログも、1年7か月が過ぎました
記事の総数は、222記事。
結構なボリュームになりましたね。
ブログをはじめたのは、なんとか家が建てられそうな目途がついてからのスタートで、実際の時間としては、ここまで2年がかりでした。
ブログをはじめたのは、土地を譲ってもらえる見通しがついた頃です。
2年前を振り返ると、ダメ元で家づくりに挑戦してみようか! のテンションから始まり、何かに導かれるように多くの人の出会いに恵まれ、奇跡的に家を建てることができました。
とよクマ
ナツ
改めてですが、引き渡しとは、家が自分たちのものになったということです。
文章で見ればただの一文ですし、意味は子どもでもわかる内容ですが、これまでの色々な出来事を振り返ると、一文では言い表せないたくさんの想いがあります。
ある意味では、引き渡しというゴールに向かって、2年間走り続けてきたのです。
色々なドラマがありました。
- 土地を譲ってもらえるか
- 育休中に住宅ローンの審査が通るのか
- 予算内でおさまるのか(資金管理)
何度も「もう、ダメか!」と思いましたが、周りの方々に恵まれたおかげで、何とかここまで走り抜けることができました。
ここまで、両手ではとても足りないほどの方々との出会いに恵まれ、何十人もの方のお知恵とお力を借り、ここまでたどり着けました。
そのひとつひとつの出会いに、心から深く感謝しています。
まさに、人は人に支えられ生きている、ことを実感できた2年間でした。
手前みそな話になりますが、この2年間、人生で最大の買い物を経験し大きく考え方、価値観が変わりました。
もしかしたらそれは、成長というのかもしれません。
今まで当たり前だった親から与えられた生活が、どれほど恵まれ、愛に溢れていたかを、本当の意味で初めて実感できた気がします。
きっとぼくの子どもたちも、将来家を建てる時に、同じ想いになるのかなと思うと、長生きしなきゃなと思います(笑)
自分の例を棚に上げるつもりはありませんが、「お客なんだから!」と傲慢になるより、相手を尊重し「出会いに感謝する」ほうが、良い出会いやチャンスの数は多くなると思います。
とよクマ
自分の目の前にいる人は、自分を映す鏡と言われています。
自分次第で、敵にも味方にもなってくれるのです。
前にもブログに書きましたが、ぼくはアパホテルの社長の話がとても好きです。
アパ社長「みんな“自分がほしいとき”に家を買うから、お金が集まってこないんや」
今になりわかりますが、お金を使わない人は能力が低いのではなく、お金を使い様々な経験をすることで人生の場数と経験を増やし、心がより豊かに、ひいては人生が彩り豊かになるのだと思います。
ぼくがこの2年、ひとつだけ自分に課した家づくりのルールがあります。
「人を否定しない。攻撃しない。」
ことです。
人の否定と攻撃からは、何も生み出しません。
例え自分が否定と攻撃を受けても、自分は相手に返さない。
溜めて第三者の誰かにぶつけない。
一応ですが、明鏡止水とまではいきませんが、何とか大波で我を忘れるようなことは一度もありませんでした。
言葉を変えれば、怒りに心が支配されませんでした。
この2年間、何とか心に決めた目標を達成できました。
人生最大の買い物で自分で決めたルールを達成できたことは、小さいながらも自分にコミットできたので、ちょっとした自信にもつながるのだと思います。
なんだかブログが終わってしまいそうなご挨拶ですが、第1部の終了で、これから第2部がはじまります。
第2部は、住んだ後の感想を細かくレポートしたいと企画しております。
「実際に住み心地はどうなの?」
気になる情報ではないでしょうか。
実際の住み心地が、これから家を建てる方への生きた情報になればと思います。
もうしばらく、ブログ「いい家かげん」に、お付き合いいただけると嬉しいです。
引き渡しレポート

引き渡しの日は仏滅でしたが、縁起の悪さなんて感じないほど青空が澄み渡る、秋晴れの日でした。
引き渡し前に撮影した、外観です。
わが家の引き渡しは少し特殊なケースで、まだ外部給排水の工事が終わっていません。
ひとまず浄化槽と給排水を工事し、住めるところまでもっていったような感じです。
まだ雨水浸透桝や外水栓の工事が残っています。
エアコンの室外機の設置も外構終了後になるので、こちらも後ほどになります。
さて、引き渡し自体は2時間程度。
現場監督から,
設備の使い方や注意点などをお聞きします。
気になった点をいくつか、書いておきたいと思います。
- 24時間換気は常時稼働しないと、寝室の天井がカビた例がある
- 洗面台の鏡のコーティングは、鏡に付いた歯磨き粉をこすって落とすと剥がれるので、あたたかいタオルでふやかし落とす
- 標準の浄水器は、フィルターがなじむまで水切れが甘い
- トイレは基本リモコン操作で流すので、停電時に備え緊急用レバーの場所を家族で覚えておく
- 乾太くんはサイコー(現場監督的に)おススメ
引き渡し後2年間のアフターは、現場監督が受け持つことになります。
現場監督には上棟時にご祝儀を渡しましたが、これまで……そして、これからもお世話になるので、クオカードをお渡ししました。
現場監督は1日中、車での移動が多いので、クオカードが喜ばれるかなと思いました。
入居後に気づいた不具合や傷などは、引き渡し後でも補修は可能ですが、できれば引き渡し時の現場監督立ち合いのもと、確認するほうが良いと思います。
特に乾燥する時期だと、壁紙の縮みがはじまるので、すでに継ぎ目が目立ち始めたりします。
この時までに、許せる部分と許せない部分を、しっかりと自分の中で決めておきましょう。
個人的な感覚になりますが、細かい傷までを気にしていたら住宅は建てられないと思う反面、こだわりのポイントは完璧に仕上げたいのが人情です。
直してほしい部分、目をつぶる部分の仕分けをしておきましょう。

引き渡し日に入居はできませんでしたが、次の日には新しい家での暮らしがはじまりました。
思った通り、子どもたちが回遊性を利用し、ぐるぐると走り回っています。
子どもたちを寝かせた後に、いつもより少し良いワインで、乾杯しました。
まだまだ、どこかに泊まりに来たような感覚です。