いよいよ、建築工事日記も最終回です。
ふと思うのですが、一目でもこのブログの記事をご覧いただいた読者さんは、どれほどいらっしゃるのでしょうか。
建築工事日記は、建築レポート以上に「施主としてやっておいた方が良い事」をぼくの失敗談からお伝えできれば、と思い書き始めました。
最初の時点では正直、間取りと契約で燃え尽きていたこともあり、「あとは建てるだけ」程度に考えていました。
ですが、振り返ってみれば、建築中も施主のやるべき仕事がとても多かったです。
右も左もわからない中、偶然知れて施工に反映できたこと、逆にできなかったことも、たくさんありました。
そうした情報を包み隠さずお伝えすることで、これから建築される読者のみなさんの家づくりに少しでもお役に立てれば……
との想いだけで、ここまで記事を書き進めてまいりました。
ブログを通してではありますが、読者のみなさんと一期一会の出会いに心から感謝するとともに、よい家づくりになることを、心よりお祈りしております。
その一助として、このブログが少しでもお役に立てれば、望外の喜びでございます。
浄化槽が設置されたよ!

早朝現場に行くと、浄化槽が搬入されていました。
CA-5と書いてあります。
もう、CAというと、あの赤い人のモデルとしか思えません。
どうやら楽天でも売っていますね。

ユンボで浄化槽を設置するための穴を掘り始めました。

一気に掘り進めますが、結構土壌が硬いようです。
さすが地盤改良工事が必要ない土地です。

ユンボって、本当に一気に掘り進められますね。

廃棄の土が、どんどんダンプに積まれます。

そして、この大穴!
よく見ると、下は子ども用プールぐらいの水がはっています。
ポンプがあるので、
「水を入れているんですか?」
と質問をしたところ、地下水をくみ上げているようです。

こうした地下水は、よくあるケースみたいです。
液状化が心配なので質問してみると、この下が砂地だと心配らしいです。
たしかに、液状化は砂だからこそ起こる現象ですね。
ちなみに、わが家は砂地ではないようです。
よかった!

地下水を含んだ土は、ビッショリでした。
重そうです……

浄化槽を入れ始めましたが、少しずつ砂や土と水を入れながら、固定していきます。
余談ですが、耐重量の場合は浄化槽の下にコンクリートが施工されます。
浄化槽本体が耐重量タイプではなく、浄化槽の下のコンクリの有り無しで決まるようです。
また、たぶんですが、フタも耐重量タイプになると思います。

浄化槽のポンプです。
どの層かに、1つか2つ入れるようです。

蓋は最大の高さにしました。
浄化槽本体の設置の高さは変えられませんが、フタで調整が可能です。
あらかじめ設計段階で高さを上げる計画にしておけば上げられたのですが、すでに排水計画の認可もおりているために、大きくは変更ができません。
できなくはないのですが、多くの日数と労力がかかるので、事実上は不可能です。
先日の大雨でGLを上げなければと思ったのですが、対応が完全に遅れましたね。

ただ、浄化槽は冠水しても、特に問題はないとのこと。
フタにロックがかかっているので、浸水はしないようです。

GLから3cmぐらいは、フタが上がっていそうでしょうか。
この分コンクリで高さを上げられますね。

ブロアも取り付けられ、いよいよ本格稼働です。
まだまだ工事が残っていますが、明日は引き渡しです。
宅地内給排水の工事は、引き渡し後となります。
できればすべて終わってから引き渡しが良いのですが、背に腹は代えられません。
ガスボンベが設置されたよ

いよいよ、明日の引き渡しに先駆け、ガスボンベが設置されました。
もう少し小さいボンベが3本、と聞いていたのですが、2本ですね。
ちなみに、裏口の水栓までを通路と考え何も設置しないようにし、水栓から奥に設備を集中させました。
勝手口はかなり頻繁に使う予定で、自転車も押せるぐらいのスペースが確保できました。
ブログを書いていて気が付きましたが、思ってみればまだ、宅地内の排水工事が残っているので……
もう1記事、工事日記は続きそうです。
右往左往して申し訳ございませんが、もう1記事おつきあいください。