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【FP監修!】火災保険を真剣に考える【自然災害に備えよう】

今回は、火災保険に少しでもおトクに入るためのコツを記事にしました。

オトクとは、保険料が安くなるようなニュアンスではなく、

災害で被害を受けた時に保険金が支払われなければ、保険の意味が無い

をテーマに、いざという時にしっかりと役に立つ(保険金が支払われる)、災害の被害にあった時に保険金が日々の生活を守ってくれる、補償内容を考えていきたいと思います。

とよクマ

つまり、オトク=保険料ぐらいは回収できる内容に設定しよう!
それには、あらゆるリスクを想定することが大事だね!

ナツ

保険料の節約とは、保険料そのものを減らすことではなく、支払われた保険金と差し引きで考えるべきだとぼくは思います。

保険の大原則として、キャッシュ(現金)で賄えない損害に備える、という考えがあります。

とよクマ

キャッシュで全額補填できるのであれば、保険は必要ないということになります!

ついつい、もしもの時を考えると、より大きな金額や手厚い内容(特約)で設定したくなりますが、

保険金額が大きくなる=家計の負担が増える

に、なってしまいます。

キャッシュで賄えない部分をお守り代わりに保険でカバーするのであって、過剰な保険はおススメできません。

とよクマ

実際に会社で3度の風災と2度の雪災を経験し、保険会社と折衝したファイナンシャルプランナーのとよクマがレポートいたします!

火災保険は災害保険と考える

2019年、台風19号は日本各地に甚大な被害をもたらしました。

支払保険金額は4000億円超となり、歴代3位の支払額になる見通しです。

19号の前には15号が、2018年には台風24号の被害がありました。

15号と19号の被害額を合わせると、2兆円の保険金支払いになる可能性もあるようです。

とよクマ

ここ数年は、過去には考えられない規模の自然災害が頻発しています。

台風の被害は、火災保険では水災や風災に該当しますので、家が被害を受ければ保険金の支払いが受けられます。

ただし、水災はすべてのプランにセットされるわけではないので、加入の際には注意が必要です。

加入前に必ず市町村のハザードマップの確認や、過去の災害の状況を把握し、水災のセットが必要か。

十分に時間をかけ、慎重に検討しましょう。

とよクマ

台風19号で被害を受けた方の多くが、「自分が水災の補償に入っているか?」すらも、わからなかったようです。
もしかしたら、被害現場の写真を撮影せずに、片づけてしまったかもしれませんね……

ナツ

自分の家の立地で、起こる確率の高い自然災害のリスクを把握し、自分なりに危険度や確立を考え、想定されるリスクに合った適切な保険に加入しましょう。

つまり、ひとりひとりの状況によって、保険のかけ方は変わってきます。

同時に、何がどこまで補償され、どのような手順で保険の請求手続きをするのかを、予め把握しておきましょう。

水害が最も確率の高い災害と想定

我が家の災害リスクは、水害の確率が最も高いと判断しました。

埼玉県は津波の心配は無いものの、利根川と荒川が流れています。

昭和22年に発生したカスリーン台風では、利根川と荒川が氾濫し、甚大な被害をもたらしました。

とよクマ

現在60歳ぐらいの方がお母さまから聞いた、カスリーン台風の話を聞くことができました。
氾濫した水が、どこからどこへ流れたのか、地域に根付いた貴重なお話しです。

ナツ

おそらくですが、埼玉県にお住まいの方のほとんどが、利根川か荒川が氾濫した場合は、被害を受けるのではないでしょうか。

市町村のハザードマップを確認し、水害が想定される地域かを必ず確認しましょう。

また、最近の自然災害では想定以上という言葉をよく聞きます。

最後に頼りになるのは、ハザードマップではなく、自分自身の危機管理能力です。

とよクマ

実際に自分の足で地域を歩き、目で見て、耳で聞き、危機管理の感覚を磨きましょう!
ハザードマップを参考に、自分の五感から得た危機管理の感覚を掛け合わせ、最終的なリスクを判断するのがおススメです!

ナツ

基本的には、最寄りの河川が最大被害を受けた場合、どうなるのかをしっかりと想定しましょう。

建物の水害対策より保険を手厚くした

ハザードマップから河川氾濫による浸水の可能性は把握していましたが、盛土をして基礎を上げたり(土地のかさ上げ)は、しませんでした。

盛土は、かなりの費用がかかります。

  • 土代
  • 地盤改良
  • 擁壁やブロックなどのかさ上げ

と、100万単位の話となってしまいます。

県民共済住宅では、標準で45cmの基礎高ですが、オプションで60cmも選べます。

少し盛土をするぐらいであれば、基礎高をあげたほうが安いと思います。

ぼくの地域は、一番大きな水害(川の氾濫)が起きたら、そもそも1階はすべて浸水するであろう地域なので、特に対策はしませんでした。

とよクマ

土地のかさ上げに予算をかけてもダメな時はダメなので、火災保険に予算をかけることにしました。
どれだけかさ上げしても、いずれにせよ水災保険は入りますし……

ナツ

また、川の氾濫以外で、過去に冠水など水害の例はありません。

以上のことから、

  • 大雨などで浸水(冠水)した実績はないが
  • 川が氾濫すると1階は沈む

と想定されます。

色々なリスクはありますが、我が家においては火災保険の補償内で一番確率が高く、かつ最悪の状況は、川の氾濫で1階が水没する被害と考えました。

では、1階が水没した場合に、保険金がどう支払われるかを考えていきましょう。

水害は床面積80%以上の被害で全損扱いに

床上浸水で建物の床面積80%以上が被害を受けると、全損扱いになります。

とよクマ

つまり平屋の場合は、床上浸水した瞬間に全損になります。

※加入する火災保険により違いはあると思います。とよクマの加入した火災保険の内容です。

約款やっかんを読んでみると、

「全焼・全壊とは、保険の対象である保険証券記載の建物の焼失、流失または損壊した部分の床面積が延べ床面積の80%以上である損害」

と、記載されています。

とよクマ

建物全体の面積ではなく床面積となっているので、平屋は床上浸水した瞬間に損壊となり、全損となるのですね!
浸水した床は、床下の断熱材も含め再利用はできないので、損壊にあたります。

ナツ

一方で2階建ての1階が浸水した場合は、床面積の80%とはならないので全壊扱いにはなりません。

実際に被害を受けた部分の再調達価格が保険金の支払額となります。

とよクマ

再調達価格とは、被害を受けた部分を直す工事の実費です!
一般的には工事見積を保険会社に送り、内容が審査されます。

ナツ

もちろん、実際に直す金額がどれだけ高くなったとしても、保険の設定金額が上限となります。

余談ですが、床面積80%以上の被害は、主に2階建てを想定した内容だと思います。

2階建ての場合、床面積80%は1階が完全に水没している以上の被害になるので、全損扱いになるのはうなずけます。

とよクマ

絶対的に2階まで床上浸水しなければ、考えられない床面積です。

一方で平屋は、少量ながら(1cm)でも床上浸水すれば、全損となります。

都合よく浸水の量は調整できないのでレアなケースかもしれませんが、いずれにせよ平屋の方が浸水被害における保険金の請求に関しては、有利になります。

とよクマ

2階が無事でも、1階すべてが冠水だと、事実上は建て替えになるかもしれませんね……
ですが、1階の修理費用の保険料だけでは、建て替えには足りないかもしれません。

ナツ

ちなみに、修理見積は保険金の審査にのみ使われますので、支払われた保険金を使い新築に立て替えても問題はありません。

このあたりの考え方は、自動車の保険(修理)と似ていますね。

とよクマ

建て替えをあきらめ家を手放し、賃貸に住む選択をしてもOKなのです!
つまり、お金は何に使っても問題ありません。

ナツ

床下浸水によるニオイは保険対象外

床下浸水に関しては、地盤面から45cm以上かつ再調達価格の30%以上の損害の場合に限り保険金が支払われます。

最近の住宅はベタ基礎が多く、床下通気口がほとんどありません。

とよクマ

床下通気口は、BBQの網のような板が基礎についています!

床下通気口があれば床下浸水は考えられる水害ですが、現在の基礎パッキン工法では、ほとんど考えられない被害です。

仮にジャスト46cmの高さの浸水で、基礎パッキンの間から泥水が入ってしまった場合を想定してみましょう。

なんとか床下点検口からポンプで水を出せたとし、最後にはヘドロが残ります。

このヘドロの処理に保険金が支払われるかは、微妙なラインです。

とよクマ

正直、支払いは難しいですね……

床上浸水などでヘドロが床や壁に付き、断熱材が濡れていれば建物は被害を受けたカタチになりますが、床下浸水で基礎に溜まったヘドロは建物に明確な被害を出してはいません。

とよクマ

被害ではないので、何かを直す前提の再調達価格の30%を満たせないのです。
ヘドロを取り除く=何かを直しているわけではない、ということになりますね!

ナツ

ちなみに、ヘドロの後には強烈な臭いが残りますが、臭いは補償の対象外です。

基礎パッキン工法で床下浸水は、確率としてかなり低いですが、ある意味では床下浸水が一番どうにもならない状況になることが想定されます。

家財保険は固定されていない家具家電に適用

我が家は、家財保険には入りませんでした。

とよクマ

建物の金額=1800万のみの掛け金です!

我が家にとって家財とは、冷蔵庫とPCぐらいです。

家財100万の保険をかけると、10年で数万円ほど保険料がアップします。

予算があればかけておきたいところですが、高額な家財はないので、節約しました。

基本的に、造作の棚やカップボード、家に取り付けられた家電(食洗器など)は、建物での補償となります。

とよクマ

我が家は、「建物に取り付けられている家具家電」が多いです。

将来的にピアノなど、価値のある家財を置く場合は、家財のみの保険に入るつもりです。

今現在、存在しないものに保険をかける必要は無いと考えました。

破損汚損は子育て世帯には必須の特約

破損汚損を付けるかで、10年間の保険料が約2万円違いました。

先ほども書きましたが、我が家は多くの家具家電が取り付けられています。

取り付けられている家具家電の補償は、保険的には建物の一部の扱いとなります。

とよクマ

取り付けられている家具家電を壊した場合、かなり高額な修理費用になると思われます。
造作の家具家電の修理費用は、数万では解決できないかもしれません。

ナツ

我が家は子どもが3人いるので、家を破損する確率はかなり高いです。

スタディスペースのLED照明、乾太くん、家のドアや壁……

カップボードやミーレ、トイレのウォシュレットなども、建物に取り付けられているので、保険上は建物の扱いとなります。

例を挙げればきりがありませんが、もし子どもが何かを壊してしまっても、保険で修理が可能です。

年間2千円、10年でも2万の保険料であれば、十分に元が取れると判断しました。

また、自分の車を家にぶつけてしまった時も補償されます。

とよクマ

保険屋さんの話では、意外に多いらしいです。

ちなみに、親族でも世帯が別であれば、自動車保険の対物賠償が適用できます。

火災保険のオトクな特約

火災保険にも色々な特約がありますが、その中でもおススメの特約をご紹介したいと思います。

手間にはなりますが、すべての特約を把握し、自分のリスクに合った特約を選びましょう。

今回はぼくが付けた特約のみ、レポートします。

災害緊急費用特約(おススメ)

掛け金が少な目で、かつ保険金額が最大100万円増えるお得な特約です。

その名のとおり、災害時の緊急費用のための特約で、現実的には仮住まいの費用となります。

生活費や引っ越し代などに使ってもOKです。

保険金額の10%もしくは100万円までの支払が限度額なので、全損の場合は保険金が100万円プラスされることになります。

仮に家が全損になったとして、建て替えを想定してみましょう。

とよクマ

完成するまでは、どこかの賃貸で仮住まいになりますね!

家が建つまで、約1年の間は仮住まいと考えると、100万ぐらいは家賃で必要になると考えられます。

もし実家で暮らし、家賃分を節約できれば、家財の購入などにもあてられますね。

日常生活賠償特約

我が家の場合は、自動車保険に付けたほうが安かったです。

火災保険でも日常生活賠償は付けられるので、他に入ってなければ付けておきたい特約です。

特に子育て世帯は必須です。

自転車保険の代わりにもなります。

ちなみに、子どもが自転車のハンドル操作を誤って車にぶつけてしまった場合も、保険金(修理費用)が支払われます。

とよクマ

我が家の体験談です……
費用負担なく、人様の車を直せました!

ナツ

ちなみに、賃貸(アパート)は他人の持ち物なので、あやまって子どもがアパートの何かを壊してしまった場合は、日常生活賠償特約で修理ができます。

退去まで放置するより、その場で保険を使い修理したほうが、費用負担としては少ないかもしれません。

失火見舞費用特約

もし火事になり、隣家にご迷惑をおかけした場合に30万円のお見舞金が支払われます。

市街化調整区域の我が家にとって、燃えるような隣家は無いのですが……

数百円とお得な保険料なので、お守り代わりに付けておこうと思います。

逆に、市街化区域は隣家が多いので、必須の特約です。

地震保険はライフスタイルに合わせて

地震保険は原則として、建物を立て直すためではなく、地震の後に生活するための保険です。

人間生きるには、衣食住が必要ですが、急に地震で家を含めすべてを失う状況を想定してみましょう。

住宅ローンは残りつつ、新しい住まいも必要になるので、手持ちの現金が少ない人にとっては死活問題です。

地震保険とは、生きていくために必要な当面の生活費になる保険と考えましょう。

とよクマ

生活を立て直すための保険ともいえます!

そのため、手持ちの現金が多い人は、強くこだわらなくても良い保険です。

地震保険は最大(全損)でも、火災保険の50%の金額しか支払われません。

とよクマ

2000万の掛け金であれば、1000万ですね!
50%の支払いでは、建て替えは不可能ですね……

ナツ

地震の保険金で当面の生活費をまかないつつ、少しお金が余ったので、ローンの足しにした……

ぐらいの感覚で考えましょう。

さて、我が家は、最初の10年は地震保険に入ることにしました。

というのも、仮に地震が原因で建物に甚大なダメージを受け、住めなくなった場合を想定してみましょう。

小さな子どもを抱えながら、住宅ローンが残り、住む場所もない。

こうなると、破産しか選択肢はありません。

子どもがある程度成長するまでは、地震保険は掛けておいた方が安心です。

我が家は耐震等級3で平屋なので、よほどの地震でなければ被害は受けないと思われますが、一応念のため……です。

耐震等級の割引もあるので、年間1万5千円ぐらいの掛け金です。

10年で15万ぐらいですので、当面は入っておくことにしました。

大きな地震が起きてしまうと、住めない家の住宅ローンがまるまる残り、子どもの学費貯金に手を付け生活費にするしかない……

など、我が家のように手元の現金に不安がある人は、掛けておくのがおススメです。

将来的に子育てが終わり夫婦だけとなったら、家のローンが残っていたとしても、地震保険は必要ないかもしれません。

とよクマ

夫婦だけであれば、小さなアパート住まいでもOKです!

火災保険を真剣に考えるまとめ

火災保険は昔のように火災のための保険ではなく、自然災害に備えるための保険と考えましょう。

近年の自然災害で多いのは、風災と水災です。

とよクマ

風災と水災が、火災保険支払金額の半分を占めていますね!

特に家を建てる場所によっては、水災は脅威となるので、ハザードマップなどで必ずリスクを確認しましょう。

特に埼玉県は、利根川と荒川の2大河川があり、その支流も多くあります。

今後は想定を超えた被害が増えることを、想定しておきましょう。

また、子どもが小さければ、破損汚損は付けたほうがおススメです。

とよクマ

火災保険支払金額の17%は、破損汚損です!

ぼくの感覚では、余裕で掛け金は回収できると踏んでいます。

将来的に子どもが大きくなったら、外しても良いと思います。

最後になりますが、手持ちの現金で解決できない、大きな金額の支払となるであろう災害に備えるのが保険です。

そして保険の目的は、災害前と同じ生活を取り戻すために必要な費用を、過不足なく適切に保険金で受け取ることです。

立地と家計の状況は、人それぞれ違います。

そのため火災保険の内容の正解もまた、人それぞれなのです。

自分に合った火災保険の答えを最後に出すのは自分自身ですが、保険のプロには一度相談しておくのがおススメです。

火災保険の一括見積もりサービス  などを利用し、自分の想定する最悪の状況で保険金は支払われるのか? を調べてもらいましょう。

保険の代理店には、申込み前に徹底してわからない部分を質問しましょう。

とよクマ

ぼくは特に水災の想定で、かなりの数の質問をしました。
代理店の担当者から保険会社に確認してもらい、すべての疑問をクリアにしてから補償内容を決めました。

ナツ

ある意味では、そのための代理店です。

直接保険会社に問い合わせると手間と時間がかかるので、色々な情報収集は代理店にお願いするのがおススメです。

最後になりますが、この記事をきっかけに、災害で被害を受けても無事に生活を立て直すことができた。

火災保険を真剣に考えるきっかけになった。

となれば、ここまで記事を書いたかいがあったというものです。

適切な保険は、必ず家族の生活を守ってくれます。

新築時は色々と大変なことが多く、身も心も疲れているかと思いますが、もうひとがんばり!

火災保険までは、真剣に向き合うのがおススメです。

自分にとって正しい保険は、いざという時に、必ず大きな助けとなります。