我が家の土地は、市街化調整区域。
そう――、日本の古き良き原風景が残っている、落ち着いた地域です。
いいかえれば、超絶田舎です。
今回は、そんな田舎特有の悩みです。
GLを上げて雨水の侵入をシャットアウト

先日の台風19号で、排水設備がない我が家の先の道路から、大量の雨水が押し寄せてきました。
ちなみに、自分で側溝敷設しないと家の建築ができないぐらいの地域です。


GLが少し低いだけで、我が家は水攻めの城のようになってしまいました。
のぼうの城は映画だけで十分です。
ちなみに、のぼうの城は埼玉を愛する人は必ず観ておきましょう。

ということで、急きょ、ぼくの頭の中で緊急対策本部が立ち上がり、対応を協議しました。
そして、本日1日かけ、土建屋さんと相談。
GLを上げてコンクリを打ち、雨水が敷地内に入らないように対策することとなりました。

GLを上げるには、雨水浸透桝や浄化槽のGLを上げる必要があります。
現場監督に確認してみると、雨水浸透桝や浄化槽の高さを上げるのは、フタの部分で調整するので、問題ないとのこと。
本体の埋める深さを変えるわけではないようです。
案外手軽にGLを調整できるようで安心しました。
GL+100(10cm)あげてコンクリを打てば、簡易的な堤防のようになります。
雨水程度であれば、敷地内に侵入を許さなくなります。
10cm以上の水は、たぶんきっと洪水なので、またそれは別の話となります。
勝手口付近はGL+150に設定し、ゆるやかな傾斜で雨を道路側に流す計画です。
市街化調整区域のデメリット
市街化調整区域は、とても魅力的な土地ではありますが、ぼくのケースのようにインフラが整っていない場合もありますので、注意です。
側溝は我が家の自己負担で敷設したほどです。
インフラなのに……
ついでに道路の補修まで強制される始末でした。(側溝を敷設すると道路のGLが下がるから、それは許さないよ!と言うお上の通達。)
ちなみにトップの写真の犬は、台風の翌朝に、何とか生き残ったような瞳で見つめてきたワンコです。
通りすがりのおばさんが、「危ないから、警察に連絡しちゃう?」と言いましたが、かわいそうなので全力で阻止。(保健所行きになっちゃう)
あれだけの台風の中、逃げたのは正解。
でも、早く帰るんだぞ!