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外壁の下地木材【胴縁】のチェックポイント

今回は、外壁の下地木材である胴縁どうぶちのチェックポイントをレポートします。

胴縁とは、写真のように、外壁用透湿防水シートの上に施工される木材です。

この胴縁の上に、外壁がとりつけられます。

胴縁は、いくつかの決まりごとで施工されています。

県民共済住宅は専門の外壁業者さんが胴縁を施工しますので、基本的には信頼性が高いです。

しかし、万が一の場合もありますので、施工時には一応チェックできるようにポイントだけは知っておきましょう。

胴縁で一番大切なのは、空気の通り道があることです。

窓枠の上部と胴縁の間に、数センチのスキマが空いてます。

写真のようにスキマを開けるのが正確な施工です。

このスキマが空気の通り道となり、外壁と透湿防水シートの間に湿気がたまらなくなります。

窓枠の上部と胴縁をくっつけてしまうと空気の通り道が無くなり、結露が起こり、木材(胴縁)が腐食し、結果として地震などで外壁が落ちてしまいます。

つまり、外壁の裏側で空気が循環しないと、結露の大きな原因になります。

胴縁は、単に下地の木材にしか見えないですが、重い外壁を持ち支える大きな役目を担っています。

胴縁の施工が正しくないと、湿気による腐食で将来的に家の致命的なダメージに繋がるとも考えられるので、地味ですが実はかなり重要な工程です。

ちなみに、窓枠と胴縁の間は、30mm程度必要です。

遠くから見てみましょう。

先ほどの写真と同じ部分なのですが、窓枠すべての上部に30mm程度のスキマがあるかを確認しましょう。

次に、窓以外の部分に縦のラインで1枚貼りされている胴縁があります。

上から下まで1枚で貼ってしまうと、通気のスキマがないので、湿気はどこに逃げるの?

と、疑問になりますね。

答えは、軒天のスキマにあります。

赤丸の軒天部分は、ややスキマが空いています。

このスキマは、軒天の施工を雑に仕上げたわけではなく、正しい施工方法です。

軒天のスキマに湿気が逃げ込み、青丸通気口から湿気を逃がす仕組みです。

軒天にスキマが無いと、逆に間違った施工となります。

胴縁と合わせて、チェックしておきましょう。

我が家の勝手口付近です。

軒天の三方をよく見ると、数センチのスキマがありますね。

このスキマがとても重要で、湿気の逃げ道となります。

家の中に湿気が入ることで心配になりますが、天井には24時間換気が稼働しています。

最終的には外から入った屋根裏の湿気は、24時間換気で外に吐き出されます。

さて、先日断熱材のチェックポイントのレポートを書きましたが、断熱は気密性が重要です。

スキマ=断熱欠損 で、スキマがあるほど断熱効果が低下します。

今回の胴縁は、逆に空気の循環が重要となります。

スキマがある。ことが、大事なのです。

全く逆の性能で矛盾も感じますが、それぞれ重要な役割を担っていて、正確に機能しているからこそ、家は快適に、そして長持ちするのです。

  • 家の中は空気を逃がさず
  • 外部は空気(湿気)の通りを良くする

快適で長持ちする家は、この2つが重要なのだと思います。

特に日本は高温多湿の気候なので、湿気対策の通気性は重要です。

通気性が無ければ湿気が滞留し、すぐに結露をおこし、家が傷んでしまいます。

施工は、基本的に職人さんを信頼してお任せして、問題はありません。

しかし、万が一ということもあるので、外壁が施工される前に自分の目でしっかりとチェックするのがおススメです。