今回は、西日の入り方を考えていきましょう。
間取りを作るうえでチェックポイントに入れると、快適な生活に繋がると思います。
ぼく自身は、西側の窓についてかなり悩み、最後の最後まで決められない部分でした。
着工72日目

階段の骨組み? が、完成していました。
階段はそれぞれの家によってカタチが違うので、フルカスタマイズなのでしょう。
職人さんの腕が光る作業で、感心して見とれてしまいました。

一段一段、丁寧に施工されています。
階段が美しいと思ったのは、人生ではじめてです。

洗面台の下地です。
洗面台ってどうやって設置するのかな?
と思っていましたが、下地にしっかりと取り付けるようですね。
県民共済住宅の標準品ですが、メリットはたくさんあります。
リフォーム時に比較的取り換えやすいように設計されているようです。
フルカスタマイズした洗面台はとてもオシャレですが、造作になっている場合はリフォームの時に大掛かりな作業になります。
洗面台は水場ですので、やはり他の部分と比べ痛みが早いです。
住み続ける間に、1度の交換は十分に考えられます。
県民共済住宅のリフォーム部門では、約13万円で洗面台の交換が可能です。
古さと痛みを感じたら、新品にして心機一転もありかもしれません。

9月中旬、時間は17時ごろです。
たまたま現場に到着した時は、西日が一番強い時間帯でした。
1日の中で日の光を最も強く感じるのは西日なので、窓の配置には気を使いました。
写真は子供部屋ですが、向かって右側の部屋から斜めに光が入っています。
この部屋からは、思ったほど強い光は感じません。

キッチンの窓とすぐ左に見えるのは、勝手口からの光です。
真西の方角なので、かなり光量が強いです。
一言で言うと、「まぶしい」です。
軒を深くしたのでだいじょうぶかな?
と思いましたが、太陽が沈むことを考慮すると、日の角度が落ちてくるので、軒があっても光は遮られません。
遮光対策として、サイズに合わせたカフェカーテンなどが有効だと思います。
遮熱対策は軒下なので、外側からのシェードなど、比較的対策は立てやすいです。

勝手口からの西日の入り方です。
戸を開いているのもありますが、光がかなり強いです。
扉の奥に軒下が見えますが、夏場に野菜などの生ものは置けなそうです。
現在9月中旬なので、日没は18時前です。
夏は更に1時間以上も日が長くなります。

一番機能的なのは、室内の土間です。
室内であれば断熱効果もあるので、直射が当たらなければ汚れものは何でも置けます。
わが家も裏口土間を計画していたのですが、室内なので坪単価のアップとタイル代も合わせてかかるので、泣く泣く諦めました。
ちなみに屋外の軒下扱いにしたほうが、グッとコストを節約できます。
西日対策について
西日を考慮した窓の配置はおおむね成功しましたが、思った以上に西日の力を強く感じました。
究極のところ、西側に一切窓を付けないのが正解のように思えますが、
- 風通し
- 見た目
を考えると、やはり西側でも窓はあったほうが良いと思います。
ただ、あらかじめ西日を抑える対策は重要で、窓の配置や大きさには気を使いたいところです。
わが家では、対策のひとつとしてコンバイザーを利用します。


室内に入る西日にも2種類の対策があります。
- 日の光を遮る(遮光)の対策
- 断熱効果(遮熱)の対策
遮光の対策であれば、室内用のカーテンで十分です。
ただ、遮熱の場合は外部からの対策が必要です。
そのひとつがコンバイザーの使用で、真夏の日中の光が一番きついと思われる部屋には、コンバイザーにすだれ用フックを付け、サンシェードを取り付ける予定です。
とよクマ
冬場にスポットを当てると、西の窓は太陽の光が入り温かく心地よいですが、ここは埼玉です。
夏と冬であれば、夏の対策を選ぶほうが快適に過ごせる最善の決断だと思います。