とよクマ
ナツ
さて、今回は工事の山場のひとつ上棟をレポートします。
朝からまる1日密着取材しました。
県民共済住宅の上棟がどのように進むのか、読者の皆様の参考になれば幸いです。
上棟日7:45

昨日用意した飲み物をクーラーボックスにつめ、開始予定時刻の7:30より少し遅れて到着しました。
ちなみに7:20頃に通りかかりましたが、まだクレーンは到着していませんでした。
真夏の8月9日、雲ひとつない青空で写真栄えする朝でした。

建物の近くまで近づいてみると、すでにクレーン業者の方々が上棟の準備をされています。
大工さんも作業に加わっています。

これから上棟で使う木材の荷解きをして、いつでも使えるスタンバイをしています。

足りない材料が次々とトラックで届き、すべてクレーンで移動させます。
届いた素材は、人力では一切運びません。

クレーンの業者さんは上棟専門の業者さんです。
昔でいう、頭(かしら)
とび職です。
上棟日9:30

いきなりここまで写真がとんだのは、現場監督との打ち合わせや世間話で、ついつい写真を撮り忘れていました。
作業開始が8時だったので、わずか1時間半でここまで進みました。

8時の時点で4寸の柱を一斉に立てはじめました。
次にクレーンで梁を持ち上げ、クレーン業者の方がハンマーで上からたたきます。

県民共済住宅の梁は太くて重いので、人力では持ち上がりません。
クレーンで迅速に作業が進みます。

時間にして、約1分間で1本の梁を設置していました。

梁の上に乗れない時は、体重をかけ人力ではめ込みます。


鳶の名にふさわしく、梁の上を縦横無尽に飛び回ります。

クレーンの中を見せてもらいました。
中は冷房が効いているようで、安心しました。
マイク付きで、よくマイクで指示を出していました。
上棟日10:30

10時少し過ぎたあたりの切りのいいところで、休憩です。
ネットを付けていますが、落下防止でしょうか。

作業開始から、わずか1時間30分で骨組みがほとんど完成しました。

クレーン業者さんに聞いてみると、昼までに完成して引き上げるようです。
その後、大工さんが残り、作業をすすめます。
想像以上のスピードです。

休憩中に色々と話を聞いてみましたが、一般的には平屋の方が上棟作業はしやすいようです。
2階建ては、1階の作業が完了した後に2階も同じ作業が必要です。
そのため、1階ですべて完結する平屋の方が作業が速いようです。

クレーン業者さんは各メーカーの上棟専門ということで、他のメーカーの話も聞いてみました。
- 県民共済住宅の柱と梁の太さは随一
- ローコストメーカーも今の時代は悪くはない
同じ話を現場監督もされていました。
設計基準を超えて、過剰なほど柱と梁が多いんですよね…と。
とよクマ
ナツ

平屋ということもあり、結構面積があるように見えますね。
でも、32坪です。
大きそうに見えて、それほど大きくはありません。

もうダイライトが運び込まれています。
ダイライトは早めに施工するようです。
- 過剰なほどの柱の数
- 太い梁と柱
- ダイライト
耐震関係は、かなり信頼できるのではないでしょうか。

4寸の柱は国産材を使用しています。
とよクマ
ナツ
現場監督が言うには、
「日本の風土になじんでいる木なので、性能的に輸入材より期待が持てる」
国産材なので高いことは間違いないでしょうが、節があるので見えない部分の柱用木材ということになります。
とよクマ
ちなみに美作杉なので、岡山県産ですね。
KDとは、ゲームのkill deathではなく乾燥材の略称です。
とよクマ
