自分の好きな間取りにできる夢の注文住宅ですが、実際に「好きな間取りでいいよ!」と言われても迷いませんか?
自分の思いつくままに、「ぼくのかんがえた さいきょうの まどり」で計画進めて、本当に後悔のない注文住宅を建てられるのでしょうか。
この記事は、自分の満足する注文住宅の間取りを作りたい、決めたいけど、どうしていいのかわからない方に向けて書きました。
とよクマ
ナツ
今回は、まとめ1ページ、間取り作りの決め方・注意点が項目別に3ページの計4ページ、文字数3万字の大ボリュームとなっています。
文字数は多いですが、読み進めるごとに、自分にとってどんな間取りが理想なのかが鮮明になってくると思います。
間取り図は=パズルです。
まず決めたいのは、個々のパズルのピースの詳細 です。
とよクマ
ナツ
もちろんパズルの配置も、生活動線や家事動線の観点ではとても大切です。
ですが最初の段階では、パズルのピースである個々の空間をしっかりと決める必要があります。
あとからピースが変わると、パズル自体もやり直しになってしまいます。
とよクマ
ナツ
効率の良い間取りの決め方は、以下の順で進めます。
- プロの描いた間取り図を取り寄せ
最新のアイディアや工夫を勉強、良い部分は遠慮なくマネをする
- 住宅展示場を見て、実際の空間の広さや収納の容量など、見て触らないとわからない部分を補助的に学ぶ
- 学んだ知識を基に、部屋別に理想的な空間を考える(実際に空間別に紙を切って絵をかくと良い)
- 生活動線と家事動線を考慮しながら配置する(上の紙を組み合わせると楽)
まずは、知恵を生むための知識を付けましょう!
良い知恵とは間取り図の本も良いのですが、一番おすすめなのが注文住宅各社のカタログです。
各社ともカタログを読んで建てたい!と思ってもらうために、ものすごく力を入れた作りになっています。
とよクマ
ナツ
1社ずつ調べて申し込むのも面倒なので、無料で色々なハウスビルダーから資料がもらえるサービスを使うのが楽です。
クリック
本編に入る前の最後にお伝えしたいことは、注文住宅の間取りにおいて完全なオリジナルはありません。
プロの考えた便利さと使いやすさには勝てません。
オリジナルにこだわり時間を消費するより、あらかじめプロが考えた案の中で、自分に合った案を採用するほうが良い間取りになります!
注文住宅の間取り図の基本を学ぼう
まずは、間取り図の最も基本となる部分です。
生活動線や家事動線、方角や採光など部屋の配置がメインの内容です。
子供部屋の最適な大きさについても書いています。
とよクマ
- 建物のカタチは土地のカタチにあわせて
- 生活の中心になる場所・方角を考えよう
- 間取りは東の方角の取り合い
- 夏の西日対策
- 風の流れと太陽の光
- 採光を考えよう
- 通風を考えよう
- 回遊性VS予算、どちらをとる!?
- 回遊性とは
- 窓の位置・配置とプライバシー
- 窓を空けた風景を考えよう
- 生活動線と家事動線を考えよう
- 生活動線は人が動く流れ
- 家事動線(キッチン、洗濯、風呂、クローゼット
- 家事室は必要?
- 子供部屋のスペースは4.5畳?6畳?
- 吹き抜けと勾配天井のメリットデメリット
- バリアフリーを考えよう
- 引き戸を使おう!
- 廊下を広くして車いすでも通れるように
- トイレの音には気を付けよう
- 照明(電気)計画を考えながら間取りを作ろう
- 建売からヒントを得よう
- 建売の間取りのマネが最強
間取り図は土地のカタチに合わせて配置するのが、一番ベストです。
間取りはすべてにおいて土地に合わせたカタチが最優先なので、あえて間取りのセオリーから外れることも正解となりえます。
フレキシブルに土地に合わせて間取り図を作れるのが、注文住宅の醍醐味でもあります!

ナツ
注文住宅のキッチン、LDKの間取り図の決め方・注意点
1日で一番多くの時間使う場所は、キッチンと寝室です。
寝室の快適さは間取りとは別の部分にありますが、キッチンは間取りですべてが決まります
私はキッチンを生活の中心点と考え、使いやすいキッチンを間取りの最優先事項としました。
ナツ
- キッチンの間取り図の決め方・注意点
- キッチンは3角形のゴールデントライアングルが最高!
- ゴミ箱は大容量タイプが便利!
- キッチン→ダイニングテーブルが使いやすい
- P型(オープンキッチン)VS対面キッチン
- リビングの間取り図の決め方・注意点
- リビングの最適な広さとは
- リビングを減らしても快適に生活する方法
- リビング階段を空調の観点からも考えよう
- リビング隣の和室、客間は必要?
キッチン(K)の他に、ダイニング(D)、リビング(L)についても書いています。

予算を削りたい場合は、広めのダイニングにしてリビングを削るのがおススメです。
とよクマ
ナツ
注文住宅の収納計画の決め方・注意点
自分で好きに決められるからこそ、一番失敗が多いのは収納計画と電気配線です。
収納計画はとても大切で、想定以上にモノが増えると、部屋やリビングにそのままモノを置くことになります。
せっかくの注文住宅なので、収納はすべて造り付けにし、家具を買うのは避けましょう。
とよクマ
ナツ
収納計画の決め方・注意点のページ内容です。
- 収納計画はとにかく細かく
- リビング収納(リビングでよく使うもの)
- ファミリークローゼット(衣類などの計画)
- 下着やバスタオルは脱衣所が最適
- 小屋裏収納を活用しよう(衣類以外)
- 土間収納は本当に必要?
- 玄関収納はあると便利(コートかけバッグ置き場)
- パントリーは必要?
- 冷凍庫置き場
- 本の収納(ファミリー本棚)も忘れずに
- 子供部屋の収納は必要?
昔の間取りは空間としての収納があるだけでしたが、今はすべて目的別収納です。
収納計画をしっかりと考え、どこに何を置くのかを想定したうえで、個別カスタマイズ(造作)するのが注文住宅に多い事例です。
私は従来の個別の部屋に、それぞれ収納を設ける方法ではなく、ファミリークローゼットを採用しました。
とよクマ
ナツ

これからの時代の流れとして、所有する欲はうすくなり、共有する時代となります。
共有と共生(家族のつながり)を意識すると、ひとつ先の間取りにできるかと思います。
収納とは別の話ですが、わが家のLDKとスタディスペースはコワーキングスペースをイメージしています。
とよクマ
ナツ
収納計画は共有にも直結しますので、ファミリー本棚やファミリークローゼットはぜひ検討してみましょう!
注文住宅の間取り図の決め方・注意点【まとめ】のまとめ
冒頭でも書いたように、私は間取りを決定するまで9か月もかかってしまいました。
同じタイミングで申し込みをした人は、すでに上棟を終えています。
とよクマ
間取りを早く効率的に決めることで、すべてのスケジュールが早くなります。
スケジュールが早い=家賃、つなぎ融資が安く なります。
半年早く住宅ローンを払えることで、30年ローンだとしたら60分の1もお得になります。
とよクマ
ナツ
間取りが難しいのは、どんな専門家にお願いしても、最後の真理は自分の中にあります。
住むのは自分自身です。
自分にとって使いやすく、満足した内容でなければ、真の注文住宅とは言えません。
とよクマ
ナツ
時に設計士さんと衝突することもあるかもしれません。
ですが考えに考え、最後は自分の心に従いましょう。
お金を払うのも、住むのも、設計士さんではなく自分です。
大事なのは、(情報を)知らずに自分を貫くのではなく、(情報を)知った上であえて自分を貫くことです。
知って貫くのであれば、たとえそれが失敗であっても、歴戦の傷のように愛着を持てる思い出に代わります。
最新の情報、最新の建築事情やアイディアは、絶対に頭の中に入れておきましょう!
とよクマ
クリック