県民共済住宅では、パナソニックかオーデリックの住宅照明が選べます。
「パナソニックとオーデリック、何が違うの?」
「パナソニックとオーデリック、どちらがお得なの?」
今回は、そんな疑問を検証していきたいと思います。
とよクマ
ナツ
結論を言うと、
- 価格は、パナソニック>オーデリック
- リビングライコンの種類、パナソニック>オーデリック
- ダウンライトの種類、パナソニック<オーデリック
- シーリングファンの種類、パナソニック<オーデリック
- ペンダントライトやシーリングライトの種類、パナソニック=オーデリック
とよクマ


もくじ
ダウンライト

まずは、LDKのメインとなるダウンライトからご紹介します。
メーカーを決めるうえで、最も大きなウェイトを占めるのが、ダウンライトです。
ダウンライトは自分で取り付けができない、後付けもできない、唯一のライトです。
ダウンライトの価格
ダウンライトの価格は、オーデリックが少しだけ安価です。
メーカーが違うので全く同性能ではありませんが、近い型を比較してみましょう。
今回は、調光・調色機能がある100口径のダウンライトで比較してみたいと思います。
とよクマ
パナソニックのLGB71050 LU1は、定価で¥14,800です。
オーデリックのOD261225は、定価で¥10,300です。
定価ベースで考えると¥4,500、県民価格×35%で考えると、1個当たり約¥1,600の差があります。
ダウンライトが主力になる配置の場合、個数が多くなれば結構な負担になりそうです。
ナツ
パナソニックのLGB76500 LE1は、定価で¥6,500です。
オーデリックのOD261886は、定価で¥5,500です。
定価ベースでは、千円ほどパナソニックが高くなります。
比べて感じたことは、電気工事を標準の予算内でおさめたい場合は、オーデリックが安いのでおススメです。
わが家の場合は約100㎡なので、15万程の予算となります。
ダウンライト付け替え型
昔からある電球のように、LEDダウンライトの付け替えができるタイプです。
このタイプは、パナソニックとオーデリックで大きな違いがあります。
オーデリックは、調光・調色機能があるLED電球の付け替えが可能です。
型番はGX53です。RX-78と間違えないようにしましょう。
一方パナソニックの付け替えタイプは、調光・調色機能はありません。
付け替えタイプもパナソニック専用のLEDユニットになります。
ダウンライトの付け替えは、メーカー側の意見として「LEDの寿命である40,000時間の前に基盤が寿命を迎える。つまり、LEDライトの方が寿命が長いので埋め込み型の方が初期投資も安くおススメ。」とアナウンスしています。
とよクマ
メーカーの意図として、将来的にLED電球の交換より付け替えの方が利益になります。
また、地域の電気工事屋さんの貴重な仕事にもなります。
LEDと蛍光灯では技術が違うので一概には言えませんが、私の会社の蛍光灯の基盤は35年程経過していますが、壊れる気配はありません。
個人的には将来的なコストの視点では、付け替え型がおススメです。
私は埋め込み型を選んだ
とよクマ
以下のような理由があります。
- パナソニックにしたいので、埋め込み型では調光・調色機能がない
- 光りの拡散が埋め込み型の方がきれいらしい
- 本当に基盤が故障するかもしれない
- イニシャルコストが安い
- LEDは電球切れの概念がなく、70%の光量になったら交換どき
- 埋め込み型の交換工事は、ホームセンターでも可能
- 10年は使えそう
- 10年、20年後の技術の進化を期待
ナツ
県民共済住宅はリフォーム部門もあるので、交換工事に困ることはありません。
ただし、すべてダウンライトにすると交換工事でかなりの費用になります。
そのため私は、リビングにダウンライトと予算を集中し、その他はシーリングライトを設置します。
とよクマ
高気密SB型って何?
断熱材と合わせて使えるかです。
LEDもそれなりに熱量があり、熱で断熱材を痛めてしまう危険性があります。
高気密SB型は断熱材に対する対策がされています。
フルカラー調光・調色ダウンライト
オーデリック独自の機能で、7色の光をご自宅で楽しめます。
私の生活スタイルでは、使用シーンが思い浮かびません。
が、自宅でパーティが多い方などは、盛り上がるのではないでしょうか。
こうした色合いを見ていると、扇子を持って高い場所で踊るイメージが出てきてしまうのは、私だけでしょうか。
とよクマ
ナツ
Bluetooth調光・調色
オーデリック独自の機能で、Bluetooth接続でスマホとリンクし操作ができます。
リモコンもあります。
この機能があれば、リビングライコンは必要ないかもしれません。
私は逆に集約されたスイッチの方が使いやすいので、ライコンにします。
Bluetooth機能はパナソニックにも欲しかった機能です。
ペンダントライト

ペンダントライトは自分でも取り付けられるので、ダウンライトほど神経を使う必要はありません。
何となく見て、気に入るものがあれば見積もりに入れるぐらいの気持ちで良いと思います。
通販でも色々なタイプが選べます。
とよクマ
ナツ
シーリングライト

シーリングライトもペンダントライトと同じく、こだわりがなければメーカーで選ぶより機能で選ぶことをおススメします。
Amazonのレビューやランキングなどで、評価が高いシーリングライトを選びたいと思います。
子供部屋あたりは、アイリスオーヤマの最安タイプで十分です。
しかし、ビックリするほど安いですね!
もうひとつ気になったのが、ダウンライトのような薄型です。
厚さ45mmと、ほぼダウンライトのような感じです。
とよクマ
リビングライコン
リビングライコンはどちらのメーカーもありますが、パナソニックが充実しています。
リビングライコンとは、多くのスイッチを1つのスイッチにまとめる機能です。
他には、シーンを登録してボタンひとつ押すだけで、それぞれの回路の電気を設定どおりに点灯させることができます。
とよクマ
ナツ
ライコンを導入するメリットがあるのは、LDKが広い人です。
広ければその分ライトのスイッチ、制御は多くなります。
逆にリビングのスイッチがひとつで制御できるのであれば、オーバースペックの装備になります。
オーデリックのリビングライコンは、4回路4シーンまで登録できます。
オーデリックは、このほかにBluetoothでスマホで操作も可能です。
パナソニックは、5回路6シーンまで設置は可能なものの、Bluetooth機能がありません。
個人的には、Bluetooth機能が付いている方が使いやすいと思います。
また、両社ともリモコンは赤外線なので、ライコン本体にしっかり向けられる場所からリモコンを使う必要があります。
リモコン操作を考えている方は、ご注意ください。
シーリングファン

シーリングファンは、圧倒的にオーデリックの種類が多いです。
オーデリックは意匠性も高く、多くの種類や性能から選べます。
シーリングファンでオーデリックを選ぶ方も多いと思いますが、シーリングファンはホームセンターからでも購入、電気工事を依頼できます。

シーリングファンについては、ひとつ記事があるので、リンク先をご一読ください。
私はシーリングファンの設置を見送りましたが、もし付けるとしたら、電気関係はパナソニックを選び、シーリングファンはホームセンターでオーデリックの商品を依頼したでしょう。
とよクマ
ナツ
パナソニックとオーデリックの比較まとめ
パナソニックとオーデリック、それぞれ特徴がありますが、なかなかどちらか決められないかと思います。
どちらも国産メーカーで、それほど性能の差もありません。
意思決定の要(かなめ)は機能、になります。
とよクマ
今回紹介した中で、シーリングライトとペンダントライトは施主支給で好きなものを選べます。
ダウンライトは埋め込み型のため、新築時の工事が必須です。
つまり、自分では設置できないダウンライトの機能が意思決定で最も重要になります。
ナツ
シーリングファンもホームセンターで購入、工事を依頼できるので、意思決定の優先順位はダウンライトほど高くはありません。
とよクマ
照明関係の記事を書いて思ったこと
初見でカタログを見た時は、あまりにもダウンライトの種類が多すぎて、全く理解ができませんでした。
辛い意見にはなりますが、ユーザーフレンドリーとは言えません。
「あんな性能も、こんな性能もあるといいよね。」と開発を進めた結果、逆に初見のユーザーにはわかりづらく選びにくい状況です。
薄型でわかりやすく、性能の比較にのみ特化した内容のカタログやホームページがあると便利だなと思いました。
とよクマ
ナツ