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温故知新、日本家屋の文化を取り入れよう!

故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る

先日、縁側についての記事を書きました。

我が家は、縁側をはじめ、日本古来の”日本家屋”を参考にしています。

日本には、四季があります。
現代では、必要以上に寒い冬、過ごしやすい春、最近ではかなりの暑さの夏、涼しくない秋といった感じでしょうか。
特に、埼玉県は熊谷を代表する熱い地域です。
夏は、かなりの暑さとなります。

家の快適さ=断熱性能は、良いに越したことはありません。
ですが昨今、あまりにも密閉しすぎて風通しが良くない環境は、逆に体に悪いと見直されてきています。

そこで、断熱性能(現代技術)は維持しながら、厳しい寒暖の環境でいかに快適に過ごすかを、日本家屋の技術から学んでみましょう。

軒と縁側

何といっても日本家屋といえば、長く出ている軒と、縁側がトレードマークです。

縁側については、先ほど紹介した縁側の記事をご覧ください。
色々と書いています。

ごく簡単に書きますと、夏は太陽の位置が高いので、軒が深いことで太陽の光を遮断することが出来ます。
一方で冬は太陽が低いので、日光を部屋の奥まで取り込むことが出来ます。

室内の明るさや快適さは、イコール直射が部屋の中にどれだけ入るかではありません。
もちろん、直射がしっかりと部屋の中に入ると部屋は明るくなりますが、熊谷周辺の夏日は逆に厳しい環境となりそうです。
日陰ぐらいで、ちょうどいいのです。

おおよそにはなりますが、半そでですごす期間は、早ければ4月から、10月頃まででしょうか。
半そでですごす日々を、夏と考えます。
真冬は、12月下旬~3月上旬と考えると、圧倒的に夏日が多くなります。
単純にですが、暑さ対策を最も重要視することが大切ではないかと考えました。

また、真夏は夏休みがあります。
一年で一番家の中にいるのは、8月です。
更に、最近の真夏は、暑すぎて日中外に出るのが危険なほどです。
私たちが子供の頃は、暑ければプールに行きましたが、プールでの熱中症も多発するほどです。
40度の外気温だと、プールの温度は35度にもなります。
温泉プールです。

少し横道にそれましたが、夏をいかに快適に暮らせるかが、生活の上では一番大事だと思います。
一方冬場は、現代技術である断熱性能をフルに使えば、それほど気にすることではありません。
昔の日本家屋は、夏は快適ですが、冬はとにかく寒いデメリットがありました。
断熱が皆無だからですね。
ですが、現代には優れた断熱素材があります。
この断熱素材に頼ることで、部屋の中は密閉状態になり、温かさを逃がさず、寒さを入れません。
つまり、断熱材の進化は、日当たりよりも重要なのです。

真冬の寒くて寒くてどうしようもない日は、それほど多くありません。
(熊谷周辺の話です。秩父は除きます。)
夏の暑くてどうしようもない日々は、結構続きます。
そんな冬や夏の日は、思いっきり断熱性能に頼りましょう。
風通しと軒だけで快適に過ごせるほど、最近の夏日は甘くありません
ただ、直射を遮ることで、少しでも冷房費を少なく、少しでも冷房を使う日を少なくできるのではないかと思います。

以上のことから、夏は直射を遮り、冬は直射を受けられる日本家屋の技術を、取り入れてみることにしました。
軒をどれだけ出せばいいかは悩みますが、環境によりけりとしか言えません。
四方の状況や、埼玉県内でも地域、建築の方角にもよります。
一番良いのは、近くの住宅を見に行きましょう。

県民共済住宅で家を建てると、県民タイムといいますか、建築まで長い時間が必要です。
逆にその長い時間を、有効に活用しましょう。
冬至、夏至、春分、秋分と、それぞれの至点の頃に、リビングの方角、日が入る時間などに見に行き、自分の環境ではどれぐらいの軒が必要かを割り出しましょう。
私が見て思ったのは、案外深いほうが使いやすそうです。
迷ったら、長くしておいた方がいいです。

軒を伸ばすデメリットは、風です。
台風など、強い風には弱いのが深い軒です。

また、軒を伸ばすのであれば、縁側を作りましょう!
県民共済住宅だと、タイルデッキが㎡約2万で作成できます。
タイルが一番おススメですが、雨の当たらない範囲であれば、一般的な木材でも十分です。
㎡1万で下地に平衡のコンクリートを打って貰えれば、初心者でもデッキは簡単に作成できます。
下地に時間をかけられるようであれば、コンクリートは必要ありません。
その場合は、かなり安く施工できます。

縁側があることで、色々なことが出来ます。
世間話、天気の良い日のランチ、夏は花火・・・などなど。
腰掛けられるって、やっぱりいいです。

土間

日本家屋と言えば、縁側や深い軒と同じぐらい、イメージがあるのが土間収納です。
最近ではかなり主流になりましたが、やはり文化的に土間収納は使いやすいです。

昔のキッチン、台所と言われる場所は土間でした。
それこそ、薪でご飯を炊いていた頃です。
畑から採ってきた野菜を、そのまま洗って、調理して・・・と考えると、生活動線的に都合が良いのです。

今ではキッチンを土間にすることはありませんが、外の物をそのまましまう場所(土間収納)は、有ると便利です。
物を置く土間は一般的ですが、私のおススメは、ほんの半畳から1畳で作れる、キッチン間近の勝手口の土間です。
この小さな土間は、意外に便利です。
野菜などを、そのまま置くことが出来ます。
また、棚を作り、食材庫(パントリー)にすることで、食材のストックが出来ます。
大きく坪数を割く必要はないので(農家は別)、是非勝手口側にも土間を検討してみてください。

家族が多い場合は、農産物直売所で箱買いするほうが安くあがる場合もあります。
また、我が家もコンセントだけは付け、導入は後になりますが、この勝手口土間とパントリーの近くに、冷凍庫があると、なお最高です。
冷凍庫の電気代との比較検討も重要ですが、家族が多い場合は、コストコなどで大量購入したほうが安い場合もります。
また、ネットで買える業務用の食材などもあります。
我が家は男3人なので、かなりの食費になることが予想されます。
もしかしたらですが、コストコに行った方(冷凍庫の電気代より)が、かなり安くなるかもしれません。

大部屋と間仕切り

昔の日本家屋では、結婚式から葬式まで、すべて自宅で執り行いました。
その為、親せきや近所の人が集まれるように、大広間がありました。
もう少し詳細に書くと、大広間にすることが出来ました。
ふすまが間仕切りになっていたのです。

我が家も子供達が、将来的にそれぞれの家族を連れてくるとなると、最大収容人数は10人を軽く超えるでしょう。
私の親まで含めると、さらに増えます。
この人数を収容するには、大広間のように、間仕切りをうまく活用するしかありません。

但し、間仕切りも、それなりにオプション代がかかります。
お財布と相談ですが、出来れば2か所付け、超大部屋に変身できるようにもしたいですね。

畳と天然木

畳はダニの棲み処になるなど悪い情報が先行し、最近では和室が無い家も多くなってきました。
そんな我が家も和室は要らないね、と言うのが初期案でした。
正直ソファがあれば十分なのですが、子どもたちに和の文化の良さを知ってもらうために、あえて和室を入れることにしました。

また、勾配天井は解放感も出ますが、木がそのままむき出しに出ます。
木は、湿度により大きく役割が変わります。
湿度が高い時は湿気を吸い、逆に乾燥しているときは湿気を出してくれます。

畳も同じような効果がありますが、残念ながら県民共済住宅は紙繊維の畳となるので、調湿効果は期待できません。
また、伊草の香りもないので、少し残念ではありますが、機能的には良いとのことなので致し方ないですね。

効果は気休め程度かもしれませんが、こうした木の効果も子どもたちには説明してあげたいですね。

風通し

昔の日本家屋は窓がありませんでした。
障子や木の細かい格子、木の雨戸のようなものを利用していました。
冬は寒いと思いますが、風通しが良いので、現代でいうシックハウスなどは、あまりなかったのだと思います。

県民共済住宅の場合は、設計士さんが間取り図を書いてくれますが、風通し、風の通り道(通風)が欲しいことをしっかりと伝えましょう。
出来ればですが、どんな暑い日でも寒い日でも、1日1回は換気をしましょう。

県民共済住宅のオプションは安いからどんどん利用しよう!

でも、調子に乗るとオプションでウン百万となり大変な事にもなります。

さて、県民共済住宅では、軒が通常でも70cmは出てくれます。
これ以上の長さはオプションになりますが、坪当たり約5万円で延長が可能です。
よくよく考えてみると、これ安いと思うのです。

最近は軒が全くない物件も結構多いですし、あったとしても40cm程度が一般的だったりします。
軒を出す=相応にコストがかかります。
コストパフォーマンスを求めるあまりに、軒が削減されている例がたくさんあるのかもしれません。

また、日本家屋を連想させることから、ダサいイメージもあるのかもしれません。
ですが、デザインをしっかりと検討すれば、洋風の軒深も十分に可能です。

かなりコストがかかるイメージがあるかもしれませんが、県民共済住宅であれば、格安で深い軒が可能です。
是非、検討してみてはいかがでしょうか。